みなさまこんにちは(^O^)




先日ブログにコメントしていただいた方のメッセージを拝見して、ふと思ったことがあります。




!? わたしのブログ、ベルばらキャラのなかでも、男性陣の分析ばかりですね(オスカルを除いて)(ノ゚ο゚)ノ 最近はアンドレの分析が多い。ベルばらは、キャラクターたちの心理状況を読み手に大いに想像させる魅力があるので、つい分析したくなってしまいます(*゚ー゚*)




女性でも魅力的なキャラ、たくさんいます。最近だと、ジャンヌとか、デュ・バリー夫人とか興味あるんですけどね。とくにアニメの2人は、悪者だけど憎みきれない人間的な強さと弱さが描かれていて素敵です(^∇^)




…でも、私のブログ、男性陣ばかりなんですよね。私の分析は、登場人物にキャー♥って感じで書いているのではなく、一人一人の人間性に対する興味から掘り下げて分析しております φ(.. )  この人が友人で、そばにいたらこんなんかな?みたいな。でも、なんで男性ばかり分析してるんだろうう(・_・;) うーん、謎だー(-。-;)


…と、前置きが長くなってしまいそうなので、本題です!




本日のテーマ、アラン登場です!




わたくし、これまでアランにあまりきょーみございませんでした(ごめん、アラン!(^▽^;)) でも、アラン、アンドレとオスカルにほぼ同時にパンチなりビンタされっちゃったり、その後オスカルに恋しちゃうけどそのことは胸の奥に秘めて、ちょくちょくアンドレにちょっかい出してる何気にかわいい姿を垣間見ると、なんかきょーみ湧いてきたのです。




アランといえば、衛兵隊の班長。オスカルの衛兵隊入隊時、しょっぱなから反抗してくるオスカルの部下。オスカルに女のくせにみたいな発言で反抗しまくり(かなりセクハラですよ゛(`ヘ´#) オスカルを悩ませます。でも、士官学校の出で、オスカルも負けそうになったくらいの剣の使い手です。




最近アランについて再認識したのが、アランが貴族であるということ。ベルばらのお貴族キャラって、ジェローデルとかオスカルとか、ふふって笑っちゃうようなお上品な方々ばかりですが、彼、貴族なのに結構な荒くれ者でその存在感はかなり大です(゜ρ゜) 下流貴族という立場ゆえかもしれませんが、レアなキャラクターでございます。




士官学校出の軍人貴族のアラン。前衛兵隊長への暴力沙汰で、少尉から兵卒へ降等処分されたようです。激しいぞ、アラン(((゜д゜;))) 貴族として4代続いていない家系らしいので、おじいさんか父親がきっと平民出身の軍人で、軍隊での手柄をかわれて貴族の称号を賜ったのではと想像します。せっかく士官学校も出て少尉になったのに、兵卒へ落とされて、お母さん、きっとがっかりだったでしょう。

アラン、貴族で士官学校出なのに、兵卒として平民の兵士に混じって衛兵隊の班長している。来る日も来る日も、誇りを持ってする仕事とは違って、貴族なのに腕はあるのに、兵卒で、平民に混じって、ちっ、やってらんないぜって心の中で思いながら宮殿の警備している姿が目に浮かびます。若い兵士たちに頼られてつるんではいるけど、なんか虚しさをかかえながら仕事しているって言うか…。

私がアランに関して好きなシーンは、アンドレとの絡みです。アラン、アンドレによく話しかけています。はじめはアンドレにちょっかい出している感じだったけど、だんだん友人的な会話をしている二人。アランがアンドレという男に興味を持っていく様子がが伺えます。

きっとアランがアンドレをものすごい意識しているのは、自分が心密かに恋しているオスカルに同じように恋しているのを知っているからでしょう。でも、アンドレ、自分とは違っていつもオスカルのそばにべったりしている! 嫉妬心すごかったでしょう。それに、アンドレとの殴り合いの喧嘩の時、オスカルがアンドレの名誉を守るためアランをビンタ∑(゚Д゚) アラン、二人の精神的な結びつきを実感してしまって、ますますアンドレを意識しちゃうでしょう。

あと、アランがアンドレを気にしちゃうのは、身分のことがあってかな。アラン家族は自分で言っているとおり、かなりの貧乏家族です。父親がおらず、働きてはアランだけ。満足に食べて行けず、隊から焼肉などを家族に横流ししていましたね。貴族なのにそんな惨めな生活を強いられている。

一方アンドレは、平民なのに、大貴族の使用人で、使用人の中でも次期当主の従僕で親友ゆえ、高待遇だったでしょう。衣食住にも困ることなく、宮廷にも出入りを許されている。身分制度に関して不満を漏らした時、アンドレに、お前、そういっても貴族じゃないかと軽く言われ、激怒していました。大貴族が大嫌いなアランにとって、その貴族の恩恵を受けてのうのうと暮らしている平民のアンドレは、なんかムカつく存在だったかもしれません。

でも、アランがオスカルに無理やりキスしちゃった頃は、身分違いの恋を同じ人にしている同志的結びつきが出来ていたのかもしれませんね。アンドレは、あのシーンでアランの思いに気づいたようですが。

アラン、アンドレ亡き後、オスカルを守るためアンドレのように銃に撃たれて負傷しました。オスカルを支え避難させ、オスカルの最期をロザリーと看取りました。オスカルが、アンドレの元に行くことを切望していることを目の当たりにして、彼は何を思ったでしょうか。

池田理代子さんのその後の作品「エロイカ」にアラン登場しますね。オスカルに一生分の片思いをしてしまったことをベルナールがバラしてました。恋する人の最期を看取ってしまったら、その人のことは一生忘れられないでしょう…。アラン、ドラマティックな人生でしたね。

でも、アラン、その後の将軍の地位まで上り詰めたようなので、最後まで軍人として生きたとは感慨深いです。愛した女性と同じ人生を歩んだのですね。

…と、まあ、アランの人生もドラマティックなのでした(°∀°)b

わたしの一番好きなアランのシーン。オスカルとの剣での決闘に敗れて衛生室で休むアランをオスカルが見舞うシーン。身分も性別も軍隊での地位も違う二人が、一人間として向き合い言葉を交わす。二人ともお互いの人間性に好感をもったことでしょう。直前まで剣での勝敗を決めようとしていた二人が、決闘後、心を通わしております。スポーツマン精神⁇ アラン、まだつっかかってるけどね(*v.v)。

なんか、ほっこりする二人なのでした(・∀・)

今日は、アランの魅力についてでした(^_^)v