森田村を書くといつもダークな感じになっちゃいます😕
ほのぼのした小説、書きたい…
それでは、どうぞ。
間違いを起こしてしまうことは誰にだってある。私だって、そんなにできた人間じゃないし、良かれと思っていたことが実は余計なことだったり
完璧を求めようとすると、必ずと言っていいほど生じてしまう間違いは後には消せない
でも大事なのは、それを何で補うか
ひ)…。
机の上に並べた無数の写真を脱力した体をソファーに預けながら眺めている。保乃ちゃんが私じゃない誰かと笑い合ったり、抱き合ったり、キスしたり…
ひ)怒ってないんよ、ただ保乃ちゃんに失望しただけ。
なんて言ったって、今この空間には私しかいないから本人に届くわけがない。時計の針がうるさくなって、まるで私たちの関係が変わるカウントダウンをしてるみたい
ガチャッ
保)ただいまぁ。
ひ)っ、
保)あれ、ひぃちゃん帰ってへんの?
玄関が開いた後とともに聞こえた私の好きな声に、つい怯えてしまう。気持ち悪いって、私以外に抱かれた体でこの家に入らんでって、そう思わずにはいられない
カチャッ
保)おるやん!もぉ〜、あるんやったらおかえりぐらい言ってや〜笑。
ひ)…なんで、
保)ん、どしたん?
ひ)なんで浮気するやつにそんなの言わんとダメなん?
保)えっ、、何言って……っ!?、
写真に気づいた保乃ちゃんの表情は分からない。知る必要がないと思う。だってこれが事実なんだから
保)ち、違うねん!!これは、、
ひ)この男の人、かっこいいね。
保)は、、?、
ひ)私が女だから満たされなかった?
保)ひぃちゃん違う!話を聞いて!!
ひ)ごめんね…この人みたいにかっこよくなくて、、
保)ひぃちゃん!!!、
私の近くにしゃがみ込んで泣きじゃくる保乃ちゃんを私は許せない。でももしかしたら、私が保乃ちゃんと付き合ったこと自体間違いだったのかもしれない
考えれば考えるほど私は保乃ちゃんへの怒りじゃなくて、私自身の存在意味を失っていく。女の子を好きになるというのが『浮ついた気持ち』と呼ぶのなら、私はきっともうどうする事もできない
誰の1番にもなれない
保)ごめんっ、、ごめんなさい、
ひ)…私はずっと保乃ちゃんを愛してるよ。
保)っ、なら!、、
ひ)でもね、私は普通じゃないから、、男の人にはなれないから、
保)え…、
今からいう言葉の意味は自分でもよく分からない。もしかしたら意味なんてなくて、とっても単純な言葉なんじゃないかって思う。だから私は、保乃ちゃんにありったけの皮肉を込めて伝えるよ
ひ)保乃ちゃんは…もう普通になっていいよ。
炎上覚悟です、この小説😇
END.