それでは、どうぞ。
君との未来が見えるようになったのはいつからだったかな?
『人なんか信じたくない』と願ったあの頃の私は、ほんとは1人が怖かっただけなのかもしれない。きっとそれは今もそう。だって、今の私は君がいなきゃ…
ガチャッ
保)ただいま〜。
ひ)ん、おかえり。
保乃ちゃんがいなきゃ、全部怖いから
保)わぁ〜!カレーや!
ひ)昨日食べたいって言ってたからねぇ。
保)もぉ、、ひぃちゃんは出来た旦那や、
そう言いながら保乃ちゃんは荷物を置いて部屋着に着替える。大学生で割と時間のある私と、バリバリの社会人で毎日頑張ってる保乃ちゃんとの生活は、時に幸せに満ち溢れてて、時にすれ違いがある
でもね、私はそれすらも保乃ちゃんとの大切な時間だって思えるんだ。保乃ちゃんを知るための…保乃ちゃんをこれからも愛すための、大切で必要な時間だって
ギュッ
ひ)わっ、
保)はぁ…保乃、今めっちゃ幸せ。
カレーをかき混ぜる私に後ろから抱きついてそう言ってくれる保乃ちゃんの言葉に、私は嘘を感じない。きっと感じるだけ無駄だから、私は保乃ちゃんの言葉を全部信じてる
ひ)ふふっ、私は保乃ちゃんが幸せならそれで幸せだよ。
保)むっ、それはあかんで!
ひ)えっ、?
私の言葉を否定してきた保乃ちゃんに、つい大袈裟に肩を揺らして驚いてしまう。私なんか変なこと言っちゃったかな、?
保)保乃だけの幸せやったら、ひぃちゃんの幸せを保乃は知らんやろ?でも保乃の幸せとひぃちゃんの幸せが合わさったら、保乃達はもっと幸せになれるで?
ひ)っ、
保)幸せの大きさが100なら、2人やったら200や!
ひ)…ふふっ、
保乃ちゃんの考えは、やっぱり笑っちゃうぐらい子どもっぽくて、でも綺麗で…
ひ)すごいね、保乃ちゃんは。
なんて思わされて仕方ない
保)ちょっ////、絶対バカにしとる!///////、
ひ)あ、バレた?笑。
保)もぉー!やっぱり!
ひ)ごめんごめん笑。
ねぇ保乃ちゃん。私ね、保乃ちゃんのことが大好きだよ。これからだってそれは変わらないし、きっと保乃ちゃんも変わらないんじゃないかな?
保)そんなひぃちゃんにはおっぱい揉み揉みの刑や!
ひ)こら!それはやめて!!
保)嫌や!ひぃちゃんのおっぱい好きやもん!
あと何年か後には、多分私たちの左薬指には息を呑むほど綺麗な物がついてるよ。その光は他の誰にも出せない、私たちだけが魅せれる輝きなんだと思うんだよね
ひ)変態め!
保)あははは!ひぃちゃん!
ひ)なに!
保)愛してるで?
この世界が言うには『絶対』なんかないけど、内緒で私達だけの『絶対』を作っちゃおっか
END.