しかし一杯ひっかけてから買い出しに行くのが食いだおれんぬ流。
かねてより気になっていた「八咫」さんの神田・日本橋店へ。
こちらの店舗は昨年12月にオープンしたばかりで、師匠がすかさずプレオープンでしこたま飲んでいたのも拝見しておりました。
八咫さんは60分飲み比べ放題2000円が売りですが、単品で1杯500円でも頂けます。
明日のことを考え、後者を選択。
本日の気分は、滋味深い純米酒。
また、飲んだことのないお酒を試してみたい気分だったので、イケメン店長の横井さんに「滋味深く、かつ重たさの無い火入れのお酒」を要求し、出して頂いたのが三重の「八兵衛」。
お米は伊勢錦で、こちらのお蔵さんが復活させた地元の幻のお米だそうです。
まずは冷で味見。
なるほど、山廃らしい良い熟成味。
かといって変な癖がなく、後味スッキリ!!
うん、好きなタイプです。
こちらはぬる燗で頂いてみると、
わー!!膨らむってこう言うことなんですね!!米の花が開きました。
香りはもちろん、口当たりがとても柔らかくなり、「熟」から「円熟」にかわります。
そして気になった「チーズ入りポテトサラダの酒盗バターのせ」を注文。
ぬお、これは最早ポテサラというよりジャガバター。しかし酒盗によってバッチリ酒の肴になっております。酒盗恐るべし。
しかし、ポテサラと八兵衛はがっつり合うとは言えない…。
ということで、またしても横井さんにポテサラに合うお酒を要求。
兵庫の「奥播磨」を頂きました。
こちらは常温でやや熟成させたものだそうです。
まずは冷で頂くと、八兵衛と比べていわゆる辛口で、キレるタイプです。
ポテサラというより酒盗とよく合いますね。
58度のお燗で頂くと、印象かなり変わり良い塩梅になります。
しかし、燗冷ましこそ真骨頂!!
さっきのキレが嘘のように、角が取れてまろやかに優し~くなります。
なんというツンデレ酒。
あー、これはポテサラ(じゃがバタの部分)とよく合います。
まだまだ飲みたい気持ちを押し殺し、1時間弱で早々退散。
イケメン店長の横井さんとも色々お話させて頂き、居合わせたお客さんには簡単オツマミの薦めを説き、短い時間ながら、とても楽しめました
帰宅後は猛烈仕込み。
今回は最多の9品作りますからね。
他にもしこたま仕込み、気づけば深夜0時。
そろそろ寝床にと思ったら、あれれ?飲み会から帰ってこないオランから電話が。
出てみると、オランの後輩が出て、「オランさん潰れちゃったんで、これから送り届けます」だと。
な、なにーーー
ということで駅まで迎えに行き、介抱したら気づけば深夜1時過ぎ。
普段こんなことないので珍しい
翌日は有給だったんで、家で死んでるの可哀想だと思って雑炊を作ってあげる優しい私。
じゃこと卵入り。
オラン回復してくれると良いなあ。