「サロカマ」は2008年を持って終了しましたが
今月も行けることができました。
Inizio
いつものマッシュポテト牛肉巻きトリュフ風味。
もっと食べたいっ!と食欲を誘うのもいつものとおり。
Zupetta
蕎麦粉のズッペッタ ミントの香り
生ハムのスープに蕎麦粉を溶かし込んだもので
「ゆるい蕎麦がき」のようなもの。
中にはビネガーで強く酸味をつけた仔羊のサルシッチャと
アオスタ州のフォンティーナというチーズが。
酸味と塩分と香ばしさがからみあっておいしいっ。
Piatto di tiepido
帆立貝のインパナータ
55度の低温で1時間、じっくりゆっくり火を通した帆立の貝柱。
アンディーブという野菜に、パン粉、ローズマリー、ペペロンチーノ、アンディーブ。
オレンジと黄色のものはオレンジとトマトのゼリー。
まずは別々に帆立、アンディーブ、ゼリーを食べてみて
最後に全部一緒に食べてみました。
やっぱり全部一緒に食べるとおいしいっ。
考えられて作られているから当たり前なのですが、
とりあえずそれぞれ食べてみたくなっちゃうんですよね。
Chardonnay/La Castellada 2003
シャルドネ/ラ・カステッラーダ
シャルドネ100%
サローネに行き始めてからのこの1年間で
イタリアのビオワインもだいぶ分かるようになってきました。
(というか、どのサイトを見ると載っているかがわかるようになっただけですが)
フリウリの作り手のラ・カステッラーダ。
サローネではおなじみです。
その中からシャルドネを。
基本的に白はソービニオン・ブランが大好きなのですが
寒くなるとシャルドネが飲みたくなりますね。
Vapole
鮮魚のヴァポーレ
2009年。毎月出るスペシャリティにも改めてこだわるのが
サローネのすごいところ。
今回はスズキ、タコ、ハマグリなのですが
このスズキがふわふわとろとろの火加減で絶妙~~
タコは逆にいつもよりもっちりねっとりな感じでした。
ブログを書きつつ、今月の逸品はなんだろうって考えているのですが
これかも。
Riso e pesce
太刀魚と鮪のカラスミのインサラータ ディ リゾ
お米のサラダには鮪のカラスミ、ニンジン、玉ねぎが混ぜられていて
その上にフレッシュのオレンジ、
さらにその上に太刀魚のロースト、
その上にアーモンド、オレンジの皮を揚げたものがのってます。
太刀魚は網じゃなくて釣ったものだそうで、
皮がきれいな銀色ピカピカのまま届くそうです。
Sophia/Cantina Giardino 2006
ソフィア/カンティーナ・ジャルディーノ 2006
グレーコ40%、フィアーノ30%、コーダ・ディ・ヴォルペ30%
サローネに新たなオススメワイナリー登場!!
カンパーニャのカンティーナ・ジャルディーノです。
2003年からワイナリーとしてワインを造り始めたとのことで
新しい造り手ですね。
もともと有機栽培をしていた農家にさらに栽培方法を指定して、
そのかわり市場より高価な価格で葡萄を買い取っているようです。
アンフォラ(素焼きの壷)で6ヶ月熟成のあと1年古樽で熟成。
ボトリングに酸化防止剤は使ってません。
その割にはこのワイン、けっこうお手ごろ価格です。
日本で仕入れているところが少ないから著名じゃないのかな。
でもそのうち高くなっちゃうかも。
Cucchiaio
雲丹のクッキアイオ
雲丹とディルをパスタ生地でくるんでます。
ひらくとこんなかんじ。
こう見ると結構ディルが多いのですが
そんなに強くなくて雲丹の味もしっかり。
Montepulciano d'Abruzzo/Emidio Pepe
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ/エミディオ・ペペ
アブルッツォのエミディオ・ペペ。
葡萄が有機栽培、無添加ボトリングはもちろんのこと、
オリを除くために、出荷前に瓶から瓶に手作業でデキャンタージュされるそうです。
すごい手間だなぁ~
Pappardelle
パッパルデッレ エトフェ鳩のラグー
おなじみエトフェ鳩を使ったラグー。
丸ごとローストしたあとにそのまま赤ワインで煮込んだそうです。
添えられているのはリンゴ、クルミ、ラディキオ、
ゴルゴンゾーラ・ドルチェです。
リンゴがいいですね~
こってりしたラグーもあっさり食べれました。
Nude/Catina Giardino
ヌーデ/カンティーナ・ジャルディーノ
アリアニコ100%
上に書いた白のSophiaと同じ作り手です。
樹齢80年の木からとった葡萄を使っているとのこと。
こちらはアンフォラはつかってないようです。
Carne
仔牛バラ肉の煮込みのタルト フィノッキオのジェラート添え
右はタルトの上に仔牛バラ肉の煮込み。
左はカカオのクッキーの上にフィノッキオ(ういきょう)のジェラート、
栗の花のハチミツがかかってます。
このジェラートがフィノッキオそのものでおいしいっ。
これも全部一緒に食べると絶品。
バラ肉のわりにはこってりしてなくて、脂身ニガテのわたしでも
苦しくなることなく食べれました。
Formaggio
ウヴリアーコデルヴィナッチェ
手前がカベルネとメルローの搾りかすをまとって熟成された
ウヴリアーコデルヴィナッチェ。
奥は。。。メモしてません
今月もトリュフ風味のハチミツでした。
Patriaie Baxtrini/Massa Vecchia
パトリッツァ・バルトリーニ/マッサ・ヴェッキア
藤巻氏からの一杯は、おなじみトスカーナのマッサ・ヴェッキアのデザートワイン。
ソーヴィニオン・ブランのようです。
香りがとってもいいっ。
それほど甘くないですね~
Dolce
ジェラートのテリーヌ仕立て 温かいキャラメルのソース
アニスをはじめ、ハーブがきいた白いジェラートと
ローズマリーがきいたチョコレートのジェラートの2層仕立て。
ジェラートの間にはローズマリーが聞いたクッキーが置かれ、
キャラメル風味のクリームが添えられています。
イチゴはオレガノを加えてマリネしてあるとのこと。
ハーブがきいていると、甘くてもくどくなくて食べられます~
本日飲んだワインを一覧に。
左端のextroは前回飲んだこともあり私はいただきませんでした。
今日も藤巻氏セレクションのグラス祭りだったのですが
携帯で今日のサローネの様子をメールしていたときに
はやまって「グラビア祭り」と送ってしまいました
なぜ予測変換で「グラス」より「グラビア」が先に出てくるんでしょうか、
わたしの携帯ってば。。。(使ったことないってばっ)
受け取った相手は大爆笑だったようで、まあいいんですけどね。
仕事していて、逃げ出したくなるときはたびたびありますが
そんなときは「ここで逃げたら毎月サローネに行けなくなるっ」って思うんです。
仕事に対してそんなモチベーションってどうなのよ、って感じもありますが
一因となっていることはたしかです。
そんなお店なんです、サローネって。
2009年も毎月行けるようがんばります。