今から3年前、パリを訪れた際にレストランで受けた人種差別体験をタレントの上沼恵美子さんやGackt氏が赤裸々に語り話題となった。上沼さんは夫とシャンゼリゼ通り近くのレストランで食事した際に、白人客がすぐに会計できた一方、40分も待たされたという。Gackt氏は空港近くのレストランで、テラス席に座りたいと主張したにも関わらず、奥の席へ誘導された。

 

このような差別がシャンゼリゼ通り近くの、ある高級レストランで堂々と行われていたことが、Buzzfeed社の報道で明らかになった。

 

今回、告発されたのは、シャンゼリゼ通りから一本外れた、モンテーニュ通り41番地のL’Avenue(ラブニュー)という高級レストラン。この通りはシャネルやセリーヌといった高級ブティックが立ち並ぶ、パリの中でもひと際、優雅な場所である。

 

 

ネット・メディア、Buzzfeed社が、以前このレストランで働いていた従業員にインタビューしたところ、以下のことが発覚した。

 

①    電話予約を受けた際、カタールやサウジアラビア出身のアラブ系のお客さんだったら、レストランの奥の席に誘導する。

②    ブルカなどのベールで顔を覆っているアラブ人女性には、レストランは満席と嘘をつき追い出す。

③    レストラン支配人は、テラス席にはいくら裕福であってもアラブ人女性よりも金髪の白人女性を座らせたがっていた。

④    容姿に恵まれない人や太っている客、アジア人観光客はテラス席ではなく、恣意的にレストランの奥の席に誘導していた。

 

L’Avenueの支配人は電話取材で、このような人種差別的指導を従業員に行ったことは一切ないと関与を否定しているが、おそらく、差別が行われていたことは事実であろう。

 

確かに、フランスのレストランはテラス席と屋内席に分かれており、フランス人のほとんどは悪天候ではない限り、外のテラス席で食事をしたがる。レストラン側も、店の繁盛ぶりを通行人にアピールする為に、外側の席からお客を埋めていく傾向があるが、今回の一連の取材で、L’Avenueはレストランのブランドイメージを維持するために人種差別的対応をしていたことが明らかになった。

 

上沼さんがこのニュースを知れば、おそらく、ほら見たことか『私言ったやろ!!』と反応するに違いない。