昨日は雨でした。
腕の痛さは素晴らしく・・・痛い・・・なんでだろう?
ともかく朝9時前に有楽町朝日ホールの入口へ・・・・・
そこで初めて今回の仕事の助手を務めてくれる東京芸術座の方に会いました。
ズームでお会いしてはいたのですが、
実際に会うのは初めてで、お互い最初は気づきませんでした・・・・
新劇人会議から頼まれた舞台監督の仕事です。
最初に被団協のノーベル賞をもらった時の映像があり、それから被団協の方の講演
その次に朗読劇、そしてリレートークという内容でした。
「 被爆・戦後80年 核兵器も戦争もない世界を求めて
~記憶を受け継ぎ未来へ~ 」
というのが企画の題名になるのかな。
タイムテーブルはタイトでした。
それでも照明さん、音響さんは10時半に朗読劇の場当たりに合わせてくれました。
出演者はいろんな劇団の方や、関係者の方で、
稽古を進めるのも大変だったと思いますが、
場当たりは12時15分までしっかり・・・・
開場は12時30分・・・・・
残り15分・・・・
リレートークの流れを参加者に説明したり、バミリをしたり・・・・・
舞監助手についてくれたTさんが快く手伝ってくれたし、
皆さんが協力的だったのでスムーズに準備することができました。
ほんとうに感謝です。
5分遅れの開場となりましたが無事に開場・・・・
開演も定刻通り・・・・
だったのですが・・・
青年団の会長さんの挨拶、オープニングムービーが終わり司会のトークのところで
5分押し・・・・
そうして講演・・・・
スタートした時点で5分押し・・・・
持ち時間は20分・・・・
でも話したいことはたくさん・・・・
制作から、
このままだと予定をかなりオーバーしそうだから、
なんとか早めにまとめるように伝えてください。
そこで紙に書いて舞台前の方の袖ギリギリで紙をかざしてみるものの・・・・
本人は一向に気づかない・・・
仕方ないので、舞台に出て講演者に近づいて、
申し訳ありません。時間がもうないのでまとめてください
と伝えに・・・・
講演者はニコニコ聞いてくれて・・・
もう時間がないそうですので簡単にまとめて話します・・・・
なんとかまとめてもらって7分押し・・・・
そして朗読劇・・・・
これはもう流れるに任せるしかありません・・・・・・
朗読劇が終わったところで10分押しになっていました。
そうしてリレートーク・・・・
ここでも制作の方から、
このままトークが伸びると・・・・・
わかりました・・・・
ということでリレートークの司会の方に舞台へ出てお伝え・・・・
会のまとめの司会の方にも簡単に終わりに持って行ってくれるようにお願い・・・
無事に舞台は終わり、それからバラシ・・・・
なのですが、どこまでが関係者でどこまでが観客なのかがどうもわからない・・・
仕方がないので客席に出て様子を見ながら、観客の方にはお声かけをして、
舞台からOKのサイン・・・・
すると作業灯がついて一斉にバラシがスタート・・・・
撤収時間まで60分・・・・
照明、音響、映像・・・・それぞれに時間がかかるものです・・・・・
舞台は、机があるくらいであとは基本素舞台なのであっという間・・・・・
時計とにらめっこの仕事でした・・・・・
全てが終わって舞台スタッフの撤収が完了したのを見届けたところで、
仕事は終わり。
腕の痛みも最高潮になっていました。
帰りにロビーで被団協の講演者の方にお会いしました。
とっても優しい笑顔で挨拶をしてくれました。
なんともいえない目をしていました。
彼が見てきた世界・・・それでもなお、優しい眼差しは苦労をされてきた
こともそうだけど、ほんとうに優しい方なんだなと感じました。
人を大切に思うから、この世界を大切に思うから、
それを破壊する核兵器や戦争をなくしたいと思う。
そのために活動するそんな力強さを秘めた眼差しでした。
しゃんとしなければ・・・・・
僕らはどんな眼差しを持っているだろう・・・・
どんなに現実が厳しくたって、
世界を愛する心を持てたらいいんだなぁ。
諦めるのではなく、憎むのでもなく、愛するということか・・・・
笑顔がいいんだ。
笑顔で乗り越えていける心持てたらいいんだ・・・・
その方の微笑みはそんなことを伝えてくれていた気がしました・・・・

