帰りの車の中で、
南海トラフ地震の警戒警報?が出たらしいという話になりました。
南海トラフ地震・・・・・
どこで?
と聞くと、
東京ではないらしい
とのこと・・・・
でも地震が起きたらどうなるんだろう?
佐瀬さんとこはきっと壊れるから早く引っ越した方がいい
という言葉が・・・・
確かに築何十年だろう・・・・
大家の従兄弟にも、危ないから引っ越してもらうつもりだと言われてる・・・・
でも便利なアパート・・・・
庭があって、隣がなくて、物置もあって、古いから何をしてもいい・・・
ちょっと傾いているけどでも生活には支障ない・・・
芝居の衣装、道具、照明機材が山のように詰め込まれている部屋・・・・
駐車場は隣・・・・
うーん便利・・・・・
昨日は「銀河鉄道の夜」の稽古でした。
いよいよ、9月の公演に向けてスパートです。
稽古はストレッチから。
ほんとうは毎日やるべきなんだろうけど、
稽古のある時だけでもしっかりやっておきたい・・・・
若いみんなはこれを続けていけたらきっといいだろうなあと思います。
佐瀬は膝が痛くてできるところだけ・・・・・
若い時にもっとしっかりやっておけばよかった・・・・
今更後悔して仕方ない・・・・今は過去を取り戻すのではなく、
未来のために、少なくとも今を維持するためにストレッチ・・・・・
そして音楽・・・・
これだってもっと若い時からしっかりやっておけばよかったと思う事・・・・・
ともかく、稽古を重ねてきてアンサンブルもできてきました。
音楽家とは違う役者の音楽にぶつけるエネルギーを全身全霊で出せるように・・・
思いっきりできるように・・・・
それにはやっぱり基礎が大事なんですよね・・・・
そして基本衣装・・・・
この組み合わせをベースにして、それぞれの役によって衣装がプラスされます。
衣装を着けて稽古・・・・
全体の衣装のバランスを・・・・
転換・・・・芝居・・・・
それぞれの意志が大事・・・・・
それぞれの役をそれぞれが芝居全体の中から、自分の役割を理解した上で、
自由に発想する・・・・
自由というのは役の自由であって役者の自由ではない・・・・・
役として自由になるというのが正しいかもしれません。
役として精一杯伝える・・・・
表現する・・・・
自分の引き出しから探し回ってだすのじゃなくて、
引き出しにしまえるものを新たに作りだす・・・・見つけ出す・・・・・
僕らは宮澤賢治という人の言葉を行動しながら考えることで、
少しでもその力を借りて自分自身を越えて行きたいと思っています。
稽古という経験を通して役を自分に近づけるのではなく役に近づく・・・・
そして役の考え方に染まるのではなく、
それを客観的に考えることができるようにしっかり自分を持って考える・・・・
稽古は自分自身との闘いでもあります。