開場前・・・・

調光卓に電源を入れるところから始まります。

ヒロさんは楽屋で今日のニュースを録音編集しています。

 

ヒロさんの準備ができたらランスルーになります。

 

体力を考えつつできる限りの準備をします。

 

そして開場・・・・・

 

 

昨日も満席でした。

埋め尽くされた客席・・・・

チケット販売二日で完売したそうです。

 

 

紀伊國屋で買いました。

もう一冊、「未明の砦」

という本を買おうとしたのですが、

残念ながら見つかりませんでした。

 

どちらもヒロさんが今回紹介してくれた本です。

 

人権・・・

因みに国連の人権高等弁務官事務所の説明は、

 

「生まれてきた人間すべてに対して、その人が能力・可能性を発揮できるように、

政府はそれを助ける義務がある。その助けを要求する権利が人権。

人権は誰にでもある。」

 

人権の実現には政府が義務を遂行する必要がある・・・・

義務は三つ

 人がすることを尊重し、不当に制限しないこと「尊重義務」

 人を虐待から守ること「保護義務」

 人が能力を発揮できる条件を整えること「充足義務」

なんだそうです。

 

この本を紹介してくれたヒロさんのトークは、

解りやすくしかも面白い・・・・

 

語られている日本の人権意識の低さ・・・・

国連から勧告をされてもそれを聞こうともしない政府・・・・

 

どうしようもない現実・・・・・

でも

「時代は変わる」

決して希望を失わない・・・・

今がずっと続くわけじゃない・・・・・

「時代は変わる」

 

ヒロさんはそのあと、

映画「戦雲」と「生きて、生きて、生きろ」

という二つの映画を紹介してくれました。

島民を守るためと言いながら、

全島避難計画が決められた与那国島の人たち・・・・

いまだに苦しんでいるフクシマの人たち・・・・

厳しい現実・・・・

その中で希望を失わずに生きる人々・・・・・

最初の話から、人権というワードで繋がっていました。

 

それから、鬼平犯科帳の撮影の話で、

すっきり爆笑・・・・

 

そしてその後に「未明の砦」

いい話でした。

ヒロさんの絵本「憲法君」が、この本の中で出てきます。

本を読むこと、憲法を知ることで、若者たちが変わる話です。

そして行動を起こす・・・・

そこには希望がありました。

「時代は変わる」

変えられる・・・・・

 

いろんな現実があって、いろんな生活があって、

それを踏みにじる権力があって、

いろんな問題が溢れるようにあって、

隠されていたりするこの世界・・・・・・

 

問題だらけで、一歩間違えばとんでもないことになってしまいそうな世界・・・

でも希望を失わない

 

どの命もすてきで、大事だから

生きているということの奇蹟が、諦めないで希望を持ち続けることが

きっと世界を変える力になる・・・・・

 

舞台が終わった時の観客の拍手はすごいものでした。

その拍手に僕は力強さを昨日感じました。

 

それはヒロさんの舞台への惜しみない拍手だったのですが、

それと同時に、ヒロさんからバトンを手渡されて、

それをこれから持ち帰る

「希望」というバトン・・・「時代は変えられる」というバトンを・・・・

しっかり受け止めたよという拍手に感じたのです。

 

ヒロさんの話から外れますが、

ぱれっとの「銀河鉄道の夜」の中で、

テーマというか大事にしたい言葉があります。

初稿の中の言葉です。

 

「さあ、切符をしっかり持っておいで。

お前はもう夢の鉄道の中でなしに本当の世界の火や激しい波の中を、

大股にまっすぐに歩いていかなければならない。

天の川の中でたったひとつのほんとうのその切符を決してお前は、

なくしてはならない。」