昨日はいい天気だったのに、今日は雨・・・・

昨日は稽古観に日野市へ。

今回は車。コインパーキングに車を止めて稽古場まで歩いていると、

送電線が近くにありました。

デカい・・・・

高い・・・・

住宅街のはるか上を電線が伸びていました。

ふいに

あれがもし切れたらどうなるんだろう?

と気になりだしました・・・・

そもそもあれを作る時住宅はあったのだろうか?

あっただろうなあ・・・・

だとしたらどうやってあの電線を吊ったのだろう?

いろんなはてなが浮かんできました・・・・

 

そして浮かんでくるのは・・・・・

 

あの送電線が倒れてしまったら?

 

付近の被害はすごいことになるだろう・・・・

建物の上にあの電線があの高さから落ちてきたら・・・・

それだけじゃない、

あれに頼っている都会はどうなってしまうのか・・・・

トイレだってどうなってしまうのだ・・・・

なにもかも電気づくめの生活・・・・

 

そもそもあの大きな送電線がいくつも必要なこの社会ってどうなんだろう?

遠くから巨大なエネルギーを引っ張ってこなければならない社会は、

ずっと続けられるものなんだろうか?

 

あの送電線はいつまであそこに立ちつづけることができるんだろう?

維持ができなくなる時までありつづけるのか、

それとも新しい別なエネルギーを考え出して、

あるいは社会システムが変わって生活が変わって、

必要がなくなり撤去する時がくるのか・・・・・

 

送電線が運ぶ巨大なエネルギーは、肥大し続ける都会を支えている。

そう思って見上げるとなんだか頼りなく思えてきてしまいました・・・・・

巨大な姿だけど青い空に浮かんでいる電線は、

この地球の中では小さな存在に過ぎない・・・・・

穏やかな空に浮かんでいる電線・・・・

平和な姿でいられるのは、地球が穏やかでいてくれるから・・・・

この星の主人はやはりこの地球そのものなんだろう。

 

人間はまるでこの地球の支配者のようにやりたい放題できるように見えて、

実は孫悟空がお釈迦様の手のうちから出られないようなものなのかもしれない。

地球にとっての一瞬の存在にすぎない僕たち・・・・

宮澤賢治の春と修羅の序文を思い出します・・・・

 

送電線を見ながら稽古場に着きました。

今回は舞台監督ということになっています。

実は一番苦手とする仕事です・・・・・

舞台監督と言っても、舞台進行の補助というところです。

 

今日は仕込み・・・・・

 

 

 

ノンバーバルの公演です。