昨日は豊田で稽古観でした。

豊田と言っても愛知県ではありません。

東京日野市の豊田駅から歩いたところです。

今日も稽古観です。

 

 

さて昨日は木曜日・・・・

プラ系のごみの日でした・・・・出すのを忘れてた・・・・

いや、その話ではなく、木曜動画・・・・

毎週木曜日には、何か動画を劇団員が順番に出すということをしています。

今週は佐瀬が担当でした。

去年からオペラ・アイーダを読んでみるという企画をしています。

自動翻訳したものを、そのままでは読みづらくしかも意味不明だったりするので、

それを書き直して読んでみています・・・・

うーん、直訳の方がほんとうは面白いのかもとも時々思うのですが・・・・

文字お越しをしています。

 

 

今回はその第3幕。

話は古代エジプト。

エジプトの将軍ラダメスは王女アムネリスの奴隷

アイーダと密かに愛し合っています。

実は王女アムネリスもラダメスに恋をしていて、

自分の奴隷であるアイーダとラダメスの関係を疑っています。

そこへ、エチオピア軍がエジプトに攻めてきます。

そしてラダメスがエジプト軍の最高指揮官となって出陣していきます。

ここでアイーダは苦悩することになります。

アイーダは実はエチオピア王の娘なのです。

父親の軍と愛するラダメスが戦うのです。

彼らが戦っている間にアムネリスはアイーダとラダメスの関係を、

アイーダから聞き出し、嫉妬の炎に燃え上がります。

戦いはエジプト軍の勝利におわり、ラダメスは凱旋してきます。

ラダメスがファラオの前に捕虜を連れてくるとその中に、

エチオピア王アモナスロが身分を隠して紛れていました。

アイーダは父に気づきます。

ラダメスは、捕虜の釈放を願い出て認められます。

同時にファラオからアムネリスと結婚して次のファラオになることを宣言されます。

そして3幕に入ります。

3幕では、冒頭に、

アムネリスが神殿に入って、ラダメスとの結婚のための祈りを捧げています。

ナイル川のほとりにアイーダが現れます。

ラダメスに呼び出されたのです。

アイーダはこの時は絶望の淵にいて川に飛び込んでしまおうと考えています。

そこへ父であるエチオピア王アモナスロが現れます。

アイーダにエチオピア軍が再起したことを伝えて、

ラダメスからエジプト軍の進軍する道を聞き出すように説得します。

ラダメスがやってくるとアモナスロはヤシの木に隠れてアイーダとラダメスを

見張るのです。

ラダメスはアイーダに愛を誓います。

アイーダは二人で逃げ出すことを提案します。

この辺りのやりとりはなかなか面白いです。

ラダメスは悩むのですが、二人で砂漠へ逃げ出すことに同意して、

二人で手に手をとって走り出そうとするのですが、

アイーダが立ち止まり、

エジプト軍がいるかもしれない・・・・

いったいどの道を通って逃げるのと聞いてしまいます。

その問いかけに素直にエジプト軍の作戦を話してしまうラダメス・・・・

それをヤシの木の陰で聞いたアモナスロが、

ラダメスの前に現れて、

自分がエチオピア王アモナスロであることを伝え、

ラダメスの言葉からエジプト軍の作戦を聞いたことを言います。

・・・・客観的に言うとハニートラップ・・・・・

裏切者になってしまったことに愕然とするラダメス。

アイーダの心はさらに複雑に・・・・

アモナスロはラダメスにエチオピア軍に来るように説得します。

ラダメスにそれはできません。

そこへ王女アムネリスと司祭ランフィス、衛兵が現れます。

アムネリスは事態を理解して、

ラダメスを裏切者と叫びます。

アモナスロはアムネリスを殺そうとしますが、

ラダメスがそれを防ぎます。

しかし、ラダメスはアモナスロとアイーダを逃がして、

自らは司祭ランフィスにその身を預けるのです。

こうして3幕は幕を閉じます。

ラダメスの心の動き、アイーダの心の動きがとても面白くスリリングな場面です。

 

 

3幕までの話はこちらから・・・