ストレッチ・・・・・

 

 

筋トレ・・・・

 

 

そしてリズム・・・・

 

 

身体を使った表現・・・・

 

 

2時間半のレッスンは、身体を意識するため・・・・

役者として必要な訓練のひとつとしてレッスンをしてもらっています。

身体の各部位を意識できること、動かすことができること・・・

リズム感を持てること・・・・

ダンサーになるためではなく(もちろん踊れる方がいいのですが・・・)

役者として舞台に立っている時に役立つために時間をとっています。

 

みんなの動きと話をしているうちに

パントマイマーを呼んで講習してもらう機会を作ろうかなと思いました・・・・

 

身体を動かしたら次は音楽です。

 

 

リズム練習から・・・・

宇野さんが、指導・・・・

優海音ちゃんも音大出で先生の資格もあるし、

祐ちゃんは学生時代に吹奏楽部でクラリネットを吹いていたので、

それぞれ意見が出てきます。

 

八分の六という拍子・・・

裏拍と表拍と、リズムを変えていく・・・・

 

3月16日の公演のための曲を練習しています。

作曲者が宇野さんなので、

宇野さんの思うイメージの音楽を創り出すために模索を続けています。

イメージとリズム・・・

アンサンブルと、そのアンサンブルを打ち破るように飛び出してくる音・・・

それぞれが強い意志を持って音を表現しあう・・・・

ぶつかり合う・・・

それでいて調和がとれるように・・・

お互いの音を聞きあって、

譲り合うのではなく、主張しあう・・・・・

そのためのリズム・・・・

リズム練習のあとは楽器を持って・・・・・

 

 

リズムに乗って、そうして楽器で主張しあう・・・・・

楽器が語り始めるためにイメージを伝える音にする・・・・・

 

ここまでで4時間は過ぎていました・・・・

夕食をとって芝居の稽古です。

 

 

つばめと王子の抜き稽古です。

先週の続き・・・・

 

 

つばめと王子はオスカーワイルドの幸福の王子なのですが、

なぜオスカーワイルドはこの物語を書いたのか?

この物語を書いたオスカーワイルドの思いの底にあるものはどんなことだったのか?

そして今を生きる僕らは、どんな思いを言葉の奥から感じることができるのか?

それをどう伝えるのか?

 

 

1854年に生まれ1900年に亡くなった、詩人で作家、劇作家・・・・

アイルランドのダブリンに医者の父と詩人の母の元に生まれ、

優秀だった彼は奨学金をもらって、

ダブリン大学に進み、そこでも度々賞をもらって給付生となり、

オックスフォード大学へ入り首席で卒業。

学生時代に長詩を刊行しアメリカで講演して稼ぐ・・・・

男色家で、

男性との性行為で投獄されている・・・・

レディング監獄の唄という作品があり、

獄中記もある・・・・

 

サロメを書いた人でもある。

サロメは内容の背徳性から1931年までイギリスでは上演できなかった作品・・・

 

そんな彼の心の中にあったものが何であったのか?

この本の中から垣間見える言葉の奥にあるものは何か?

 

今の僕らがこの言葉の奥から感じるもの、今と通じるものは何か?

 

このお芝居では、言葉をそれぞれの役、ツバメなり王子なり、他の登場人物なり、

の役としての役割と、それを演じている役者という役から役の行動に対して、

どう感じるたのか、役に対して、役者という第三者が思わずドラマの中に入る・・・

押さえきれずにドラマに飛び込んでしまう役者という芝居を作ることをしています。

 

音で表現していたのが、音で演じている役者が、思わず語ってしまう・・・・

ドラマの中に入り込んでしまう・・・・

どうしても観客に伝えたいと思ってしまう・・・・・

 

物語の役と役を演じている役者という役を演じるのです。

そうすることで、今と繋がる言葉として観客に響いていくといい・・・・

 

大人にも、小さい人にも、それぞれの立場の人の心に何かが響けばいい

そう思うのです。

何かと書きましたが、この社会はどうだろうか?

という自問になるといいなぁと思うのです。

 

そしてそう考えることが

この社会をよりよくしていく希望ということになってくれたらいい。

この物語には愛があって、怒りがあって、悲しい結末だけど、

この美しい心があったということが人に届くときにそれが希望になる、

ということなんだと思うのです。

オスカーワイルドが書いたのは希望の種なのかもしれません。

芝居にするのはその希望の種を飛ばすことなのかもしれません・・・・・

 

 

ところで、今2024年9月に東京は板橋区、中板橋の新生館スタジオで、

「銀河鉄道の夜」を公演することに決定しました。

昨日のブログでスタジオを借りる契約をしてきたのですが、

その時、スタジオ内を動画にも撮ってみました。

道具もないスタジオ内の様子です。

こんなスタジオを僕らの演劇空間に変えます。

ぜひ来てくださいね。