今朝ラジオを聞いていたら、

多摩川の河川敷で、図書館を開いている高校生の話がありました。

中学生の時にコロナで図書館が閉館となり、

ひとつ下の弟と相談して、

図書館の前に本を置いて自由に交換したり貸したりする

ということを考えたそうです。

市に相談すると、許可はおりず、

それでは公園ではどうかと聞いても許可はおりず、

どうも許可がでないのは、人がついていなければならないということが、

ネックだったようで、それなら人がついてということで、

河川敷の大きな木の下でやれるようになったそうです。

 

最初は80冊くらいを姉弟で持っていって開いたそうです。

徐々に人が増えて、本も増えて、今は8千冊もあるそうで、

 

日曜日に家族総出で運んで図書館を開いているそうです。

 

子どもたちや大人たちが、ワイワイ話しながら本を選ぶ・・・・

外だから、図書館の中のように静かにしなくてもいい・・・

 

そこで会話が生まれてコミュニティーができている・・・・

利用する人は徐々に増えているそうです。

 

今はこんなに人が集まる場所になったけれども、

ここまでくるのに3年かかったそうです。

 

来ていた人の声、

よくここを通っていて、

はじめは何だろうと思い、

何度か見かけるうちに寄ってみて、それからよく来るようになった。

 

みんなそうなんだろうなあ。

最初は様子をみていてそれから少しづつ・・・・

その積み重ねが今を作っている・・・・

 

今は広がりを見せていて、

北海道から福岡まで全国の10か所でこういった図書館が開かれているんだとか。

中には子ども食堂とリンクしたりといろいろな形で

いろんな人が動きだしているのだそうです。

 

本を縁にしたコミュニティー・・・・

人が集まって会話がうまれていく・・・・

 

来ている人が、

「ここでは本が活き活きしている」

と話していました。

 

なんて素敵なんだろう。

 

でも8千冊の本を、毎回運ぶのもたいへんだし、

雨が降ったら本が濡れてしまうのでそれもたいへん・・・・

 

姉弟は、屋根と本収容できる場所が欲しいのだそうです。

そうだよね。

 

仲間ができて助け合ってがんばれるといいなぁ。

・・・・市は助けてあげないのかな。

できることならこういうことに税金を使ってほしい・・・・

それとも、市が入ってきたら自由な空気が

条例や規則で縛られてしまうことになるかな・・・・