四月大歌舞伎 昼の部・夜の部 @歌舞伎座 | palestinian-wind

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ワタクシの風に吹かれてみますか?

インバウンドに賑わう

東銀座界隈です。


本当に人手の多さに驚きます。


先週は

仁左衛門さん、玉三郎さんの

2幕をお目当てにしてきました。


桟敷から観てみたいという

友人の願いを叶えてみました。


歌舞伎座の桟敷は初めて✧


お弁当も頼んでみた

既にここまでで十分楽しんだ感。


なぜ家では熱い(=美味しい)

椀物が飲めないのであろう。


ちなみに昼の部は3階席B。

こっちはこっちで楽しい♪



***



さて、昼夜とたっぷりでしたので

サラッと。


◆昼の部


一、双蝶々曲輪日記(ふたばちょうちょうくるわにっき)


相撲を観に行った翌々日だったので

松緑さんが相撲取の役だと知って

それだけで楽しめた作品。


誰も悪い人がいない

犯した罪はいけないけどな人情物。



二、七福神(しちふくじん)


御曹司コーナー(笑)


背の高い新悟さんが弁財天

釣り合いのいい隼人くんが毘沙門天。


布袋や恵比寿、福禄寿、寿老人を

小さい子チーム(そして若い)が

可笑しく踊ってくれました。



三、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)


まぁ一部の目玉でしょう。

そして私の大好物のドロドロ物。


そして、本物の泥でくんずほぐれつ。


私は、これを観て

人を殺すってエネルギーがいるんだと

変に感心したことを思い出します。


主役の愛之助さんは

もちろん良かった。


髭面で牢から出てきて

こざっぱりしたと思ったら


役替わりで義侠心のある

お内儀役でいい女も見せてくれました。


私の中では勘三郎さんの

ちょいと狂気を感じさせるのが

たまらなく好きです。


で、その団七に殺される義父役の

橘三郎さんが本当に快演。


尻っぱしょりから見える

脚の細さが"持ってる"ってやつだわ。


義平次は小賢しくて

いやらしい人間が滲み出てなくちゃだけど

それは形格好もそうでなくちゃ。


団七がキレたのももっともで

義平次がなかなか死なないもんで


やっとこさ絶命した時には

拍手が起こってました(いいねぇ)




今回のポスター

◀︎夜の部  昼の部▶︎





◆夜の部


一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)


これまた好物のはすっぱ女房

土手のお六の玉三郎さんと


夫の鬼門の喜兵衛(名前からして悪そう)の

仁左衛門さんが


下衆な台詞と所作で笑わせながら

詐欺に失敗する話(笑)



二、神田祭(かんだまつり)


から一転!


鳶頭と芸者で

粋な拵え。


かっちょよさを

ただただ目に納める時間。



三、四季(しき)


春夏秋冬の4部構成で

新しい感じ。


明治・大正の女流歌人として愛された九條武子の遺作で、昭和3(1928)年初演の舞踊。情緒豊かな日本の四季の移ろいを、変化に富んだ趣向で美しく描きます。(公式HPより)


なるほど、なるほど。


私は特に冬の"木枯らし"の群舞が

心に残りました。


木の葉役が9人。

風に舞う舞う。


まぁ、ここも御曹司コーナー。


左近くんの指先が

美しい✧


友人は眞秀くんを

青田買いすると言ってました(笑)



宝塚もだけど若い子も

お気に入りを見つけて


成長を追うのが

自身の生き甲斐になりますもんね。