『ヤマトタケル』@新橋演舞場 | palestinian-wind

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ワタクシの風に吹かれてみますか?

『流白浪(ルパン)燦星』以来の

新橋演舞場へ。



澤瀉屋さんのスーパー歌舞伎

久しぶりだなぁ。。


この席にしたのは

わけがありまして…


お財布にもやさしく

そして


宙乗りのゴールが

すぐそばだからです✧



***


梅原猛 作

石川耕士 監修

二世市川猿翁 脚本・演出

スーパー歌舞伎

三世市川猿之助四八撰の内

ヤマトタケル


【あらすじ】

謀反を企む双子の兄大碓命(おおうすのみこと)を誤って手にかけた弟の小碓命(おうすのみこと)は、事情を知らぬ父である帝の怒りを買い、大和に従わない熊襲(くまそ)の征伐を命じられます。大碓命の妻兄橘姫(えたちばなひめ)は、大和をあとにした小碓命を夫の仇と襲いますが、その清らかで優しい心を知り、小碓命を慕うようになるのでした。熊襲を訪れた小碓命は首領のタケル兄弟を見事討ち果たし、その勇気を称えた熊襲タケルより、「ヤマトタケル」の名を与えられます。
 喜び勇んで大和に帰ったタケルでしたが、帝の許しは未だ得られず、蝦夷征伐へ赴くことに。吉備の大君タケヒコを伴う道中は苦難の連続で、走水(はしりみず)では愛する弟橘姫(おとたちばなひめ)までも激しい嵐の犠牲となります。その後、蝦夷を平定したタケルは伊吹山の山神退治を命じられますが、この戦いでタケルは深手の傷を負うことになり…。(公式HPより)


本日の出演(---------)

コピペ失礼


一幕、双子や姉妹を一人二役で

團子くんと米吉くんが演じるんですが


この声色がナチュラルなのに

ちゃんとそれぞれだと分かる


なんだったら違う役者さんにも

思えてくる。スゴい〜。



独特な甲高い発声?

猿翁さんと團子くん


姿形は全く違うのに

その面立ちがオーバーラップする。


中車さんには感じないのになぁ

恐るべしDNAです。



役柄の年齢的なものも

團子くん(そして隼人くん)も


ヤマトタケルの成長と相まって

今回の舞台が思いの外良かった

一因だったと思いました。


橋之助くん、福之助くんも

キビキビとよかったなぁ。


これら若人と共に

お兄さん、おじ様方もご活躍で


猿弥さんの後ろ仏倒れ?の

お見事なことや


門之助さんのババア(姥神)の

化粧がすごくよくて 


なんなら山神が化けた猪も

めちゃキャラだってて可愛かったし


周りの硬め具合が

素晴らしかったです。



あとは、やはり

親子が親子を演ってるという


この回の組合せが

なんともなんとも。



なんというかな


戦って戦ってな芝居なのに

殺伐としてないというか


熊襲や蝦夷といった

その土地土地の人間の豊かさも


女性の知恵や愛情も

織り込まれていて


➕宙乗りというスペクタクル


これらが気持ちよく嵌って

すごく面白かったです。


***


ちょっと時間があったので

目の前のエリカでサンドイッチ。


私はここのプリンが

お気に入りなんですが

お腹空いてたんですよね。


一口サイズに作ってあって

劇場近くのお店のなさることだなと

思ったことでした。