アフィニティー「ナイト・フライト」と素晴らしきジャケット・デザイン! | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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BABYMETAL、さくら学院を中心に、現代のアイドルシーンを好き勝手に語るブログです。

前回記事の『BLACK SABBATH』というアルバムが・・・
英国
1970年作
レーベルがVERTIGO
キーフによるジャケット・デザイン
というレコードでしたので、今回はそのキーワード四つとも繋がりで・・・

AFFINITY
『Affinity』というアルバムをご紹介。


曲はアルバム2曲目に収録の「Night Flight」!
7分を超える長い曲ではありますが、まあちょっと聴いてみて下さい



始まりはアコースティック・ギターの調べにふわふわ漂うような女性ボーカルで、これはソフトな曲なのか?と思いきや、突如激しいリズムに変わり、ヘヴィーに暴れ廻るオルガン・サウンドが支配します
ふわふわしていたボーカルもいきなり男勝りのどっしりした歌唱に。
けっこう長い(笑)オルガン・ソロが終わった後には少しだけ冒頭のようなソフト路線に戻り、終盤にはまた激しいサウンドに!今度はオルガンに代わってノイジーなエレキギターが暴れます

この大きな展開の妙はいかにもプログレッシヴ・ロック的で、この時代の英国ロックを象徴するような一曲とも言えます。


アルバムにはこの他「I am and so are you」、「Mr.Joy」、「Cocoanut grove」、それにボブ・ディランのカヴァー「All along the watchtower」といった優れたトラックが満載

ブラスやオルガンを大胆に取り入れた独自のサウンドに、リンダ・ホイルというハスキーな声の持ち主をボーカルに据えたAFFINITY。
残念なことにオリジナル・アルバムはこれ一枚のみで消滅してしまいましたが、後々、熱心な英国ロック・ファン、プログレ・マニアの評判を呼び、このアルバムは何度もリイシューされています


僕がこのアルバムを好きなのは、いかにも70年代英国らしい空気感を持つ“音”が一番の要因ですが、それに見合った素晴らしいアートワークも大きな魅力
キーフの最高傑作だと信じて止まないこの見開きジャケットのレコードを、
いつかは右上にVERTIGOのロゴが入ったオリジナルLPで所有したい!
と思ってる僕なのです・・・。

コレ↓



見開きにすると左側に二羽の白鳥が!
その配置もまた絶妙で、右側の和傘を持つリンダ・ホイルとのバランスが不思議な味を醸し出しているんですね~。

リイシューされたCDだとVERTIGOのロゴが権利の関係で付いて無かったり、白鳥の上あたりに曲名が印刷されてしまったり、バーコードが付いていたり・・・と、なかなか完璧なものが無いのが実情。

それに、やっぱり・・・何度も書いてますが
LPレコードのサイズこそが“アート”にふさわしい!




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