ジョン・コルトレーン「インプレッションズ」の迫真のサックス・ソロ! | 赤と黒とさくら色のアベニュー~from PALE~

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僕はポップスやロックを聴く時はあくまで“メロディー重視”なんですが、ことジャズを聴く時に限ってはそれが当てはまりません。

もちろんジャズにも素敵なメロディーを持つ曲は多いし、そういう曲に出会った時は喜ばしいものです。
でもそれよりもジャズに求めるものは、各プレーヤーが演奏する楽器の音色と、それらがぶつかり合うセッションの緊張感と高揚感!それらを重視するんですよね~。

今回載せたJOHN COLTRANEの「Impressions」にも、美しく印象深いメロディーは存在しません汗
それよりもこのアドリブ・パートのサックス・ソロとインストゥルメンタル・バトルに得も云えぬカタルシスを感じるのですドンッ

常に行き先を求めて彷徨うようにいろんな表情を見せるコルトレーンのテナー・サックス。
それを支えるマッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)の鉄壁のトリオがまた素晴らしい!!
特にエルヴィン・ジョーンズのドラムは非常に高速なこの曲のテンポを狂わすことなく15分間も演奏全体を引っ張って、時にはコルトレーンのサックスと熱いバトルを繰り広げてるようです!

僕はこの曲を含む『IMPRESSIONS』というアルバムを、生意気にもジャズを聴き始めた最初の頃に購入し、「何が何だかよく判らん・・」と自らの耳と感性に失望しつつも「でも何故か聴き入ってしまう・・!」と少なからず魅力を感じていたわけですあせる

その後一通りジャズを聴き廻った後にまたこのアルバムを聴いてみた時、わりと自然に自分の耳と体に入って来た事も事実です。
だから、ジャズって面白いなぁ~と思いますね音譜



それにしてもコルトレーンの吹くサックスは何故こうも個性的で魅力的なんでしょうか・・・?
何か特別な演奏をしてるとか、特殊なサックスを吹いてるとか、そんなんじゃないのに、彼の“音”には他のプレイヤーとは違うフィーリングがあるんですよね~。


彼の死から45年が経とうというのに、奥深きその音楽世界に魅せられる人が後を絶たないのも判る気がします。
僕のようなぬるいジャズ・ファンにはまだまだ到達できそうにないですが、その「答え」を探して今後も彼の“音”に魅了されてCDを聴き続けることでしょうニコニコ