薄い色と薄い味、そして記憶









一日一日を生きることは まるで刹那だ。

儚いが 基本的に希望がある。

まるで舐めかけの飴玉のような―――。

まるで消えかけの夢のような―――。


青紫色のカーテンが雨に濡れる。

カフェオレはもうマグカップに半分しかない。

大雨の予報をラジオが伝えている。


幼児向け番組を敢えて見てみる

そして、自分の指先を見てみる

〈大人とは思えない〉そう思うほどに

手は弱々しく 小さかった。









~中原はぐ~









    

~はぐの言葉~


「舐めかけの飴玉。」


記憶とはある意味曖昧だ。

恐ろしい結果にもなり、

笑える結論が待っているかもしれない。

そんな余白と余分と曖昧が

案外人類を助けているのかもしれない。


詩のテーマです気づき













今後ともよろしゅうですピンク薔薇