忘れないよ
夏の夜。きみがぼくを捨てた。
優しい笑顔で 柔らかい声で
静かに頬を濡らして
「さようなら」そう言いながら。
生まれ変わればまた一緒にいられるのかな
それとも違うのかもしれないな。
僕はいつだって 強くはなれない。
子猫のように微睡んで
子犬のように駆け抜けて。
いつまでも弱虫で
そしていつまでも正義を捨てられなかった、
そんなきみへ送りたい―――。
~中原はぐ~
~はぐの言葉~
「子猫のように微睡んで、子犬ように駆け抜けて。」
いつまでも元気でいてほしい。
自分の知らないところへ行っても
きみらしく生きていてほしい。
それが子猫ようでも子犬のようでも。
微睡むようでも駆け抜けるようでも。
詩のテーマです
今後ともよろしゅうです