泥の中に見つけたんだ
少し、ほんの少し
皆と遅れていた気分だった。
何もかもが不安定で 醜かった。
なのに、あなたは 私の元へきた。
微かな企みと 多くの優しさを持って。
あなたは私を優しく包んだ。
いつもあたたかくて いつも清潔な匂いがした。
私をそれを酷く羨んだ。
私の背中を優しく撫でて あなたは言う
「人はみんな無意味ではないんだ。」
寒い寂しさの中、いつまでも。
~中原はぐ~
~はぐの言葉~
「アオを抱く。」
寂しいなかで泳ぐように生きた。
誰かを求めて なにかを求めて。
背中を優しく撫でながら
あなたは言った。
誰も無意味でない、と。
詩のテーマです
今後ともよろしゅうです