さようならになるなんて









冬の寒空の下、淡い約束をした。

私たちはずっと一緒にいようね

そんなような淡い約束だった。


夢の途中で目覚めた気持ちだった。

きみが隣で必死に生きているから

私はまた眠りにつくフリをしたんだ。


レモン水を飲むと、きみは私を思い返すらしい。

様々な記憶のなかに泳ぎにいくように

私を思い返すらしい。


「またね」

軽くそう言った。手を振ってバイバイした。

そしたらまた明日にはすぐ会えるのだと

私は信じていた。


またね、は「さようなら」ではないのに。










~中原はぐ~










~はぐの言葉~


「またね。」

私は信じていた。

また明日という言葉のなかにある信頼や

またね、と言い合うことのなかにある共鳴

その全てを大切にしていた。

きみとまた明日、会えることを

私は心底信じていたんだ。


詩のテーマですクローバー














今後ともよろしゅうですピンク薔薇