ぷかぷか浮かんで たゆたう僕ら









身体は常に重苦しくて

上手に息を吸ったり吐いたりするような事も

私には難しかった。

なのに、信くんは いつだって

「朝ちゃんの不安は僕が食べちゃうから」

と、言って そして少し笑うんだ。


信くんと出逢って 私の人生はがらりと変化した。

季節を分かるようになったし、

大切な事こそすぐ目の前にあるんだ というのも

信くんが教えてくれた。


「朝ちゃん」

そういって呼ばれる事の尊さ

自分の名前の由来やその由来の美しさ

私の重苦しい心情なんて

信くんがいれば 吹き飛ぶほどだ。


今日は満月。

私の心はどこか落ち着かない。

隣でドライヤーをしている信くんの背中に

身体をくっつける。

私の頬には涙が伝う さりげなく 頼りなく。

信くんが「?」って顔して 微笑む。

「あなたがいなくなれば 私は終わるね」

不意にそんな迫力を持った言葉を

投げかけてしまった。  でも、

「朝ちゃんの終わりは 朝ちゃんが決めるんだ」

そんな事、言われたら 

誰だって泣いてしまうよ。

涙の理由はそれぞれだとしても。


明日も良い日であるような気になれるのは

信くん。あなたがいてくれるからだね。








~中原はぐ~








~はぐの言葉~


「君の不安は僕が食べちゃうから。」

信くん(シンくん)と

朝ちゃん(アサちゃん)は

お互いをとても大切に思っています。

どんな時も、そして どんな時でも。


詩のテーマですニコニコ













今後ともよろしゅうですピンク薔薇