生きる









庭に出ると 春の訪れがもう来ていた。

私は深呼吸して 少し笑う。

台所では母が朝食を用意している音が

薄ら薄ら聞こえる。

桜の、菜の花の、生命力が

心臓の中まで伝わってくるのが分かった。

遠くの山からは きっとウグイスが

美しい声で 鳴いているのだろう。


京子姉ちゃん、

今年も無事 桜が見事に咲きました。









~中原はぐ~










~はぐの言葉~


「桜が咲きました。」

春が訪れ、桜が咲いた。

当たり前ではない。この景色。

たくさんの生命力に圧倒されながらも

〔生きるんだ。私も。〕

という気持ちが溢れてくる。

遠くにいる姉に、また会える日を願って。


詩のテーマですクローバー













今後ともよろしゅうですピンク薔薇