静かに 待ちわびている
庭の花々が泣いている。
夜空に浮かぶ月や星々も泣いてしまっている。
私は―――。どうだろうか。
きっと私も、泣いています。
地球の片隅で産声が聞こえる。
両手でも持てないほどの生命力に
圧倒的敗北感を得る。
なのに私は、鮮やかな生命力に
圧倒的感動も得ている。
この春の夜、初恋を思い出す。
淡く 甘美で 刹那な私の恋―――。
~中原はぐ~
~はぐの言葉~
「思い立ったが吉日、春の夜。」
あの人も あの人も
きっと、誰かを待っている。
理由もなく、待っている。
孤独の中 静寂の中。
詩のテーマです
今後ともよろしゅうです