その日の空は 少しだけ笑っていた








彼と会うのは 数ヶ月ぶりで、
私はソワソワとしていた。
愉しいのに 落ち着かない。そんな気分。

待ち合わせは近所のカフェのテラス席。
二人とも必然のようにバッタリと出会うから
つい、笑ってしまった。

彼は桃のパフェ、私は葡萄のパフェを。
お互いに少しドキドキしているのが
心臓にまで伝わってくる。

「美味しいね」
なんて 言いながら パフェを食べた。

特にとびっきり愉しいとか
哀しい程に独りを感じてしまうとかはない。
ここには私たちのリズムがある。

帰る頃、彼が言った
「僕らはきっと いつまでも 特別だよね?」

私は少し 微笑みながら言った
「うん。きっとね」







~中原はぐ~







~はぐの言葉~

「君に会いに、逢いに行く。」

いつの時代も私と彼は出会っていたと思う。

出会って出会って 出逢う。

それが運命だと気付くのは

いつ頃なのだろう?


詩のテーマです花束










~はぐからの感謝~

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今後ともよろしゅうですピンク薔薇