先月のことですが、チーフタンズの中心人物、パディ・モローニが天国へ行ってしまいました![]()
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アイルランドの伝統音楽は好きですし、今では演奏するグループは結構あると思うのですが、私は特にそういう音楽をたくさん聴くタイプではありません。チーフタンズも多分最初に聴いた理由は、ローリング・ストーンズと一緒に演奏していたからだと思います。すぐにチーフタンズは好きになりましたけど。
チーフタンズの来日公演は2001年と2007年に行っています。記憶が確かでは無いのですが、1999年にも行っている可能性があります。なぜなら2007年の時はデレク・ベル(ハープ、ピアノを担当)は天国にいましたが、彼の演奏するステージは2回は観ているはずなんですね。
2000年以降に行ったコンサートは、チラシなり、チケットなり、何らかのものを残している可能性が高いのですが、それ以前はコンサートが終わったらチケットなぞ捨てていましたから・・・
この間の土曜日は、パディー・モローニの追悼特集だったので、いつもは最後の方しか聴かないピーター・バラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」を最初から聴いていました(MDにも録音しました)。私の大好きな「アイルランドの女(Woman of Ireland)」も流してくれました。
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この曲はチーフタンズの母体となったバンド、キョールトリ・クーランを結成したショーン・オ・リアダが、18世紀アイルランドの詩人パダー・オ・ドーニンの詩に曲をつけたものだそう。
※2001年のチーフタンズ公演のパンフレットと、「アイリッシュ&ケルティック・ミュージック」(音楽之友社)から。
私が最初にこの曲を聴いたのは、ドーナル・ラニーがプロデュースした「魂の大地(Common Ground)」というアルバムで、ケイト・ブッシュがアイルランド語で歌ったものです(彼女の母親はアイルランド人)。これがとっても美しいのです。ちなみにアイルランド語だとWoman of Ireland は Mná na h-Éireann となりますが、読めん・・・
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あと良く知られた話ですが、この曲はスタンリー・キューブリックの映画「バリー・リンドン」にも使われています。たまたま9月にBS12で放映されていたのを、チラチラと見ていたのですが、この曲が使われている場面は見逃してしまったようです。
ピーター・バラカンさんによると、The Chieftains 5 に収録されている Woman of Ireland と映画で使われたものは違うバージョンだそうなので、映画の方も聴いてみたいですが・・・
確実に The Chieftains 5 からのものと分かる YouTube音源が無かったので、今回はこちらでお楽しみください↓
また、パディ・モローニの昨年の元気な様子が見られる YouTube画像をリブログしました↓ 「ルイと茶々子とウェンディと」さん、ありがとうございました!
パディーさん、素敵な音楽をくださり、ありがとう![]()
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