ついに読みました、ジャック・ロンドンの小説を。彼の名前が、ぼんやりといつも頭の片隅にあるのですが、読むきっかけが無かったのです。
最初に読むのにあたって、柴田元幸さんが翻訳したものにすることにしました。結構な頻度で私のブログには柴田さんが出てきます。
読んだのは「犬物語」(2017年10月 第1刷発行、スイッチ・パブリッシング)
題名通り、犬が主役の4つの短編と、犬が出てこない短編1つから成る本。
装丁、書体、レイアウトも内容と合うのだ
「ブラウン・ウルフ」Brown Wolf, 1906年初出
「バタール」Bâtard, 1902年初出
「あのスポット」That Spot, 1908年初出
「野生の呼び声」The Call of the Wild, 1903年掲載
「火を熾す」To Build a Fire, 1902年初出(犬は出てきません)
面白いことに、柴田さんのあとがきによると、この本に収められた「火を熾す」の1908年版が名作とされ、そちらには犬が出てくるそう。そして、そちらは2008年に柴田さんが訳されて出版されています。
追伸
MONKEY4号と7号を買わねば! ラッキーなことに在庫がまだある。