VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は368円高となりました。昨日の米国市場でダウ平均が続伸となった流れを受けて買いが優勢となりました。一時はマイナスとなる場面もありましたが、下げ渋ると持ち直し昨日に上回ることができなかった一目均衡表の雲の上限(38,910円)や75日移動平均線(38,916円)を超えて上げ幅を広げ39,000円台を回復しました。

そのため一段高への期待も高まりますが、39,000円を超えてくると戻り待ちの売りが出て押し戻される展開が続いているだけに39,000円で下値を固めることができるかがポイントとなりそうです。

 

東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は続伸となりました。29円高の38,833円で寄り付いた日経平均は9時10分前に133円高の38,938円まで上昇した後伸び悩むと10時過ぎにマイナスに転じましたが、46円安の38,758円で下げ渋ると持ち直し196円高の39,001円で前場を終えました。

さらに上げ幅を広げ305円高の39,110円でスタートした後場の日経平均は14時40分過ぎに410円高の39,215円まで上昇すると結局368円高の39,173円で取引を終えています。

 

 

◇エヌビディア株が急落、時価総額88兆円消失

英フィナンシャル・タイムズ紙は24日、米半導体大手エヌビディアの株価が大幅続落したと報じた。時価総額が先週一時的に世界首位に浮上したが、株価は20日の高値から約16%下落、時価総額5500億ドル(約88兆円)を失ったとしている。ファン最高経営責任者(CEO)の自社株売却の開示を受け、下げが加速したと伝えた。
https://www.ft.com/content/7332b1f8-cf7c-4bfa-82f4-88d0deb23f98


こうしたなか新興市場も高く東証グロース市場250指数が上昇となっています。


なお、小売り企業を中心とした2月決算企業の第1四半期決算発表がスタートしています。本日も引け後にはスギホールディングス(7649)が決算を発表する予定です。また、日本時間の23時には6月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)