◇AIブームに賭ける、米投資会社が積極融資

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は21日、米国の投資会社大手が人工知能(AI)ブームに賭け積極的に融資していると報じた。ブラックストーンが主導する形で、ニュージャージー拠点のCoreWeaveに75億ドル(約1兆1700億円)の融資を実行したとしている。CoreWeaveは、調達した資金でデータセンター向けにエヌビディアの半導体をさらに購入すると伝えた。
https://www.wsj.com/tech/ai/how-wall-street-lenders-are-betting-big-on-the-ai-boom-25b38259?mod=hp_lead_pos4

◇アマゾン、次世代待ちでエヌビディア半導体発注を停止

英フィナンシャル・タイムズ紙は21日、アマゾン・ドット・コムのクラウド・コンピューティング部門がエヌビディアの最先端「スーパーチップ」の発注を停止したと報じた。さらに高性能の新型を待つためで、AI半導体需要の「エアポケット」になる可能性があるとしている。エヌビディアはプロセッサー「ホッパー」出荷開始後の1年もたたない今年3月に次世代プロセッサーを発表したと伝えた。
https://www.ft.com/content/75ac7f61-071a-437c-a35e-09f968c6a568

◇ヨハンソンさんが非難、チャットGPTの「不気味な酷似音声」

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は20日、女優のスカーレット・ヨハンソンさんが、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」の「不気味なほど酷似した」音声をめぐり、開発したオープンAIを非難したと報じた。「スカイ」と呼ばれるチャットGPTの合成音声と、映画「Her(世界でひとつの彼女)」でヨハンソンさんが演じる声が似ているとの指摘が相次ぎ、オープンAIは提供を中止したとしている。
https://www.wsj.com/tech/ai/openai-chatgpt-sky-voice-scarlett-johansson-43d13bbf?mod=hp_listb_pos2

◇ディズニー傘下のピクサー、人員14%削減へ

米CNBCは21日、ピクサー・アニメーション・スタジオが従業員の14%に相当する175人を削減すると報じた。親会社ウォルト・ディズニーの最近の映画興行成績はまちまち、ピクサーは、ディズニー+向け短編の制作を縮小、劇場向け映画を再強化すると伝えた。
https://www.cnbc.com/2024/05/21/disneys-pixar-layoffs.html

◇年俸253億円、23年に最も稼いだ米CEO

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は21日、米大手企業の最高経営責任者(CEO)の2023年の報酬中央値は1570万ドル(約24億5000万円)で、前年の1450万ドルを上回ったと報じた。最高はブロードコムのタンCEOの1億6200万ドル(約253億円)、5年の勤務と株価目標達成の条件付きだったとしている。パロアルト・ネットワークスのアローラCEOの年俸は1億5100万ドル(約235億円)、ほとんどは株式による報酬だったと伝えた。
https://www.wsj.com/business/highest-paid-ceo-2023-charts-0d65be3b?mod=hp_lead_pos7