カピバラの前歯 | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

カピバラの前歯

こんばんは。ふぉっしる店長です。
当店の看板犬(妹)が、昨日から血尿が出るようになりまして、今日、夫に動物病院に連れて行ってもらいました(私は時間が取れなかったため、看板犬(姉)と留守番でした)。
診断結果は、膀胱炎。
約1週間、お薬を飲むことになりました。

今回、紹介する商品はこちら!

更新世のカピバラの歯
更新世のカピバラ、フガテリウムの前歯です。
横から見ると、後ろ(写真では左側)がざらざらしています。
ここはエナメル質で覆われておらず、象牙質が露出しています。
化石化の過程でエナメル質がなくなったわけではなく、生きている時から後ろ側にはエナメル質がありませんでした。
この構造のおかげで、後ろの柔らかい象牙質が前の硬いエナメル質よりも速くすり減ることによって前歯の先端が鋭く維持され、硬い植物を効率的にかじることができるのです。

手前は現生のカピバラ、奥は友情出演のジョセフォアルティガシアです。

生物の効率的な機能がわかる化石、おひとついかがですか?

上のイラストは、↓の時に描いたものです。