デボン紀の魚化石いろいろ | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

デボン紀の魚化石いろいろ

こんばんは。ふぉっしる店長です。
看板犬姉(ラブラドール)は、現在換毛期真っ最中。
ブラッシングしては大量に毛が抜け、シャンプーしては大量に毛が抜け、乾かしては以下同文。
それでもまだまだ抜け毛が出てきます。
しかも、ラブラドールの毛は短くて太くて硬いので、全くまとまりません汗
ラブラドールの換毛期は本当に恐ろしいですガーン

先月から今月にかけて、魚の化石を定期的にアップしてきました。
今回はその中で、デボン紀の魚化石をピックアップしてご紹介します。

デボン紀は、顎をもった魚が生態系の上位に進出したり、魚の中から四足動物が出現したりと、魚にとってアツい時代でした。

1つ目の魚は板皮類プテリクチオデス
ダンクルオステウスやボスリオレピスと同じ板皮類です。
頭部と胸部を高さのある装甲で覆われ、胸部からは腕のような付属肢が伸びていました。
この化石では装甲と付属肢、そして化石では残ることの少ない体の後半部が確認できます。
2つ目は棘魚類ディプラカンサス
棘魚類は古生代の間だけ生きていた魚です。すべてのヒレの前にトゲが生えていました。
この化石ではそのトゲがしっかり確認でき、体を覆う細かい鱗までよくわかります。
3つ目は肉鰭類オステオレピス
四足動物への進化の起点に位置付けられているユーステノプテロンと同じグループに属する肉鰭類です。
体を長方形の鱗で覆われていました。この化石でもその鱗がはっきり確認できます。
最後はハイギョ、ダイプテルス
化石のハイギョとしては最初に記載された属です。
肺呼吸をすることができたと考えられる特徴が確認されています。
この化石では、鱗やヒレなどが確認できます。

今回紹介した化石はすべてイギリスのスコットランド産。
デボン紀の良質な魚化石がたくさん産出することで有名な産地です。

アツい時代の良質な魚化石、おひとついかがですか?