大陸移動の証拠、グロッソプテリス
こんばんは。ふぉっしる店長です。
どこでも博物ふぇす!壱が今日で最終日となってしまいました。
あっという間でした。
ギャラリーに来て下さった方々と交流できて楽しかったです。
今回、紹介する商品はこちら!
- ペルム紀のシダ種子植物、グロッソプテリス
- グロッソプテリスは、古生代ペルム紀から中生代三畳紀に生きていたシダ種子植物です。
舌のような形の葉が特徴です。
この標本でも、その形がよくわかります。
グロッソプテリスの化石は、南半球の各大陸とインドから産出しています。
このため、グロッソプテリスは超大陸ゴンドワナが存在していた証拠として扱われています。

上は、約2億6000万年前の地図に、グロッソプテリスが生育していただろうと思われる範囲(濃い緑色の部分)と現在の大陸の当時の位置(点線)を描き込んだものです。
Stampfli and Borel (2002)とEdirisooriya et al. (2016)を参考に描きました。
壮大な地球の動きを感じられる植物の化石、おひとついかがですか?