肢をもっていたオパビニア | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

肢をもっていたオパビニア

ようやく大付属肢類のイラストが終わりました。

以前,眼をもっていたレアンコイリア
書きましたが,今回はその第2弾,
肢をもっていたオパビニアを書きたいと思います。

オパビニアは発見された当初,
はっきりと肢といえる構造は発見されていませんでした。

バージェス頁岩 化石図譜

バージェス頁岩 化石図譜

でも肢については言及されていなかったため,
以前描いたイラストには肢を描きませんでした。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-オパビニア復元

ああ,今から見るとヒレの付き方もおかしいし,
鰓もついていないし,はずかしい(/ω\)…。

しかし,Budd (1996)
肢のある可能性について指摘されています。

これによると,先端に爪のついた三角形の肢が
各節に1対ずつついていたとのこと。

こんな風に↓

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-肢付きオパビニア

Budd (1996)を基に作成。

この太い肢から,節足動物の細い肢が進化していったと,
考えられています。

それにしても,
ヒレの内側にこんなに太い肢があったなんて,
びっくりです。

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