型2分間クッキング
昨日から今日にかけて(主な作業は昨日),
ギャラリーのお客様のレプリカ教室用に,
型を新しく作りました。
前回型について書いた時は大まかな作り方しか書かなかったので,
改めて型のつくり方を紹介したいと思います。
※タイトルの「2分間クッキング」は
型が2分で作れるということではなく,この記事が2分で読めるという意味です。
ご注意を。
まずは材料から
シリコーンゴムKE-12

粘土
粘土板
ラップ
カリ石鹸
筆
カッター
厚紙で作った枠
おたま
紙コップ
割りばし
秤

※写真には写っていないものもあります。
型を取る化石

※型をとると化石が傷みます。覚悟しましょう。
では,作り方です。
粘土をこねて丸く形を整え,平らにします。

粘土の上にラップを敷き,その上に化石を置きます。
化石を強く押し,1/3から1/2くらいまで粘土の中に埋め込みます。

※ラップがあるためなかなか粘土の中に入ってくれません。
力いっぱい押しましょう。
粘土から出た部分が,型として取れる部分です。
カリ石鹸を水で溶かし,化石に塗ります。

※カリ石鹸が,シリコーンゴムが化石にくっつくのを防いでくれます。
でもこれが,化石が傷む原因(>_<)。
カリ石鹸が完全に乾いたら化石の周りのラップを切り取り,
枠を粘土の中に差し込みます。

シリコーンゴムを紙コップに入れ,重さを量ります。

シリコーンゴム100gに対して30gの硬化剤を入れます。

硬化剤を入れたシリコーンゴムを割りばしでかき混ぜ,
色が均一になったら,化石が軽く隠れるくらいの量を枠の中に流し込みます。

※ここで机を軽くたたいてシリコーンゴムの中の気泡を取り除きます。
型の底が十分な厚さになるように,
シリコーンゴムを追加で流し込みます。

※あまり厚くしすぎるとレプリカを作って取り出すときに苦労します。
ご注意を。
24時間かけて固めます
24時間後…
シリコーンゴムが固まっているのを確認します。

※24時間たっても固まっていなかったら,失敗です(><;)。
型を粘土と枠から取り外します。

化石を取り出して粘土をきれいにふき取れば,完成です。

少し気泡が入ってしまいましたが,
複眼もきれいにとれました(^_^)v。