進化の場は?
今日のニュース第2弾
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今日のニュース第1弾
古生代デボン紀(約4億1600万年前~約3億5900万年前)に起こった
魚のヒレからの四肢への進化。
最近の研究から,
四肢の進化が脊椎動物がまだ水中生活をしているときから起こったらしい
ということがわかってきました。
しかしその進化が起こった環境についてはあまり注目されていませんでした。
今回,魚類から両生類への進化途中の生物の化石や
その足跡化石が見つかる地層がどのような環境で堆積したかが調べられました。
この結果,これらの化石が発見された地層は
降水量の多い森林で堆積したらしいということがわかったそうです。
このことから,研究者は魚類から両生類への進化は
樹木の生い茂った氾濫原で起こったと考えています。
四肢は木の根などの障害物を乗り越えるのに役立ちます。
研究者は,樹の生い茂った氾濫原という新しい環境に進出することで
脊椎動物は四肢を獲得したのだろうと考えています。