アノマロカリスの鋭い眼 | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

アノマロカリスの鋭い眼

ようやくブログが更新できました(^^ゞ。

商品を大量入荷しそのアップに追われ,
なかなかブログにまでは手が回りませんでした(-"-;A。
今日からまた通常に戻ります(たぶん…)。

今日のニュース

アノマロカリスは非常に優れた視覚をもっていたらしいということがわかりました。

1週間以上前のニュースですが,
重要なので紹介したいと思います。

オーストラリア,カンガルー島の
約5億1500万年前(古生代カンブリア紀)の地層から,
アノマロカリスの複眼の化石が発見されました。

この眼は長さ約3cm。
16000個ものレンズがびっしりと並んでいたそうです。

このような眼をもっていたことから,
アノマロカリスは非常に鋭い視覚をもっていたもの
と研究者は考えています。
昆虫や甲殻類など,
現生の生物で複眼をもつものはたくさんいますが,
アノマロカリスほどの優れた視覚をもつものは
ほとんどいないとか。
トンボなどわずかな種類だけだそうです。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-アノマロカリス

実は,これと似たニュースは
7月3日にも書いています。

カンブリア爆発の時代にすでに,非常に発達した複眼が出現していたらしいということがわかりました。

同じくカンガルー島の5億1500万年前の地層から
複眼の化石が発見されたというもの。

論文に使われている標本の写真が違いますし,
レンズの数も違いますから,
おそらく今回のアノマロカリスの複眼とは
別の化石だと思います。

同じ地層から
なかなか保存されない複眼の化石が
複数出てきたとなると,
今後も大きな発見があるのではないかと
期待してしまいますね(^-^)。

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