カンブリアモンスターの足跡
今日のニュース第2弾
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今日のニュース第1弾
バージェス頁岩から足跡化石が発見されました。
この足跡は,大きさや肢の数から,
節足動物テゴペルテによってつけられたと考えられています。
テゴペルテは活発な捕食者だったと考えられています。
今回発見された足跡から,
テゴペルテは肢が海底にほんの一瞬だけ触れるように動かすことによって,
海底を素早く滑るように動くことができたと推測されています。
活発な捕食者だったというイメージとあっていますね。
と,ここで疑問が。
「あれ,バージェス頁岩て足跡残り得る(?_?)」
というのも,バージェス頁岩は乱流によって
生物や堆積物が一気に流されてできたと考えられているからです。
「これでどうやって足跡が保存されているんだ(-"-)ウーン・・・」
と思っていたら,ちゃんと書いてありました(;^_^A。
足跡が発見されたのはバージェス頁岩の下の方の地層。
乱流でたまった層の下側にある,もともと深海で堆積した地層です。
ゆっくりと堆積物が降り積もるような静かな環境だったと考えられています。
バージェス頁岩については,この本がお勧めです↓

バージェス頁岩の生物が80種以上載っているほか,
バージェス頁岩の堆積環境などについても書かれています。