酸素の毒が昆虫を巨大化させた? | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

酸素の毒が昆虫を巨大化させた?

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石炭紀の昆虫は酸素の毒性から身を守るために巨大化したかもしれないということがわかりました。

石炭紀には
翼開長50cm超のトンボ,体長10cm超のゴキブリなど,
巨大な昆虫が数多く生息していました。
当時の酸素濃度は30%,
現在の1.5倍あったと考えられています。
これまではその豊富にある酸素を
成長や活動のエネルギー源に使って
体が巨大化したと考えられてきました。

しかし豊富にある酸素は毒で,
その毒性から身を守るために
巨大化したのではないかというのです。

確かに,酸素濃度が高くなると,
細胞に損傷を与える活性酸素も多くなるでしょうね。
火事が起こったら一気に燃え広がる危険性もありますし。
石炭紀は意外に棲みづらい環境だった?