エディアカラ紹介 | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

エディアカラ紹介

ヤフオクに,エディアカラ生物化石のディッキンソニアを出品しました↓
1円~! エディアカラ生物! 左右非対称の体! Dickinsonia(24日終了)

ついでに,17日に商品カテゴリ
エディアカラ生物
を復活させたので,それもお知らせします。
現在アップしている商品は,
キンベレラ,ディッキンソニア,ネミアナ×2
の4点。
ネミアナは,
エディアカラ生物」の復活に伴って,
その他の化石」からこのカテゴリに移動させました。

それでは,「エディアカラ生物」の商品紹介を。

キンベレラ003
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-キンベレラ003
 キンベレラは,楕円形の体の中軸部にこぶをもち,こぶの先端からは長い吻が出ているという,奇妙な形をした生物です。この吻の先端にはかぎ形の歯が2つ付いており,これで海底を引っかいて表面のバクテリアをとって食べていたと考えられています。以前はクラゲと考えられていましたが,今は鉱物化していない単殻の殻をもった軟体動物であると考えられています。(復元図は下に↓)
 この標本では,キンベレラの形がとてもきれいに残っています。楕円形の体やその周囲のひだがはっきり確認できます。
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-キンベレラ復元図
ディッキンソニア002
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ディッキンソニア002
 ディッキンソニアは,植物でも動物でもないベンド生物であると考えられています。体長は大きいもので1メートルを超えるエディアカラ紀最大級の生物ですが,化石の厚さは3ミリメートルほどしかありません。このため,以前は厚みのないべったりとした体で復元されていましたが,今では前方が膨らんでいたと考えられています。(復元図は下に↓)
 この標本は,ディッキンソニアの形がきれいに残っています。溝が1本1本はっきり残り,ディッキンソニアの構造が良くわかります。
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ディッキンソニア復元
ネミアナ005
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ネミアナ005
ネミアナ006
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ネミアナ006
 ネミアナは,薄く丈夫な膜でできた球状の生物です。密集した状態で化石化していることが多いです。
 この2つの標本では,そんなネミアナの丸く密集した形が良くわかります。