遅ればせながら、ここにきて3Dプリンターに手を出してしまいました。
いつかは、やってみたいと思っていましたが、なかなか手が出なくて・・・。
大体3Dソフト触れんのかいっ!てのもありますが
価格的にも、かなりリーズナブルになってきてましたし・・・今、なにを躊躇おうか!
円安で高騰しそうなんで、今のうち買っちゃいました。
機種はFDM方式の 「Ender3」ってのを!
この「Ender3」は世界でも一番メジャーらしく、コスパ最強で、なにかあっても情報が多い機種という事で
これを選びました。
「Ender3」シリーズの中でも最下位機種ですハイ。2万円くらい。
上位機種になるとベッド部分がガラスの材質やらエクストルーダー(樹脂が出るところ)を稼働させるベルトの張りを調整ができるパーツが付いていたりと、もうちょっとランク上げてもよかったかもと思いますが、まずは最下位機種でどれだけの精度で出力できるのか、やってみたいと思います。
とにかく、なんか作るぞってことで、コレコレ↓
ヘルメットのシールドを止めるネジ。
意外と樹脂製で、シールドの開け閉めで知らない間に外れて飛んでいってました・・・。
で、フリーソフトのBlenderって3Dソフトを使ってですね、サクサクっとネジを作成!
そう、このBlender始めからネジデータがあるんですよ!
(プリファレンスからアドオンで「Add Mesh Bolt Factory」入れてね)
ネジのピッチまで自由に変更できちゃいます。
頭の部分だけ、見よう見まねで成形。
なんとかできちゃうもんですねぇ~ふぅぅ
ネジのサイズはデジタルノギスで測りまして
デジタルノギスは便利ですよ!3Dプリンターのデータ作成には必須ですね。
で、このBlenderで作ったデータをスライサー(Cura)に持って行って、
積層の方向やフィラメント(樹脂)の密度等の設定をおこないます。
今回は積層スーパークオリティ(0.12mm)、フィラメントの密度を100%に設定。
サクッと刷り上がります。この程度なら最高品質でも10分くらいかな。
で、さっそく組み込みまして、シールドを開け閉めする事2、3回で・・・。
折れました・・・。完全な強度不足です。
そう、積層方向がネジピッチと並行な場合、極端に脆く折れ易くなっちゃいます・・・。
木の木目と一緒ですね。
しかもヘルメットのネジ穴の中で折れまして・・・
なので、今度は横方向にして、再トライ!
どうせなんで2個ほど刷っときます。左右デザイン的にも揃えたいんで。
横方向だと、ネジのピッチが出難い箇所がありますが、このまま使用します。
組付けた感じ、今度は折れなさそうで安心。
出力したフィラメントの強度アップにアニール法(オーブンで加熱して樹脂の密着性を上げる)というがあるらしく、
今度、それも試してみようかなと。
ひとまずは3Dプリンターの活用に成功という事で