先日のこと。
いつも、お仕事で行ったり来たりしている親方から、仕事の依頼。
『 ○○日から○○日までいい?』
『 はい、大丈夫ですよ。』
『 じゃ、また近くなったら連絡しますね。』
『 はい、お願いします。』
いつも通りのやり取り。
で、○○日の2日前。
『 お願いしたいのは、レンガ積みなんですよね。』
『 なにぃ~?』 (心の叫び)
『 3段なんで、1日半くらいで大丈夫ですよね? 』
『 了解しました。 よろしくお願いします。』
とは言ったものの、実は、重大な問題が発生していたのです。
レンガ積みの花壇と言えば、こんなイメージでしょうか?
こんなのとか。
こんな感じですかね。
でね、何が重大な問題なのか、って言うと。
『 私、レンガ積んだことありません。』
マズイよねぇ~。
どうしようか?
いまさら、できません、とは言えないしさ。
ここは、開き直って、やっちゃうしかないよね。
2日間、勉強しましたよ。
でもさ、普通のお父さんにだってできるんだから、できなくはないんだよ。
たぶん。
あとは、生まれて初めて積むブロックで、お金を頂いちゃっていいのか?ってことだよね。
それにはさ、気合を入れて、ビシッ!!としたものを作らないと。
現場に入ってもさ、知らん顔してるけど、不安だらけなわけさ。
何気ない顔してやってるけど、手順なんかわからないのよ。
完全なる、付け焼刃だもの。
基礎だって、どうやって決めていいんだかわからないし、モルタルの硬さだってわからないし。
目地の決め方もわからない。
仕上げの掃除だって、どのタイミングでやるのか?
せっかく詰めた、モルタルが流れちゃっちゃぁ、元も子もない。
そんなことすら分からない。
ナニがわからないのかが、分からない。
いつ、ペキッ!て、刃こぼれを起こすのか。
でもね、何とか、1日半かからずに、出来上がったのよ。
ビシッ!と、面も出てるし。
やれば、できるもんですよ。
お客さんにも満足していただけたし。
親方も、『 よく積むんですか?』 なんて言ってきちゃうし。
まさか、
『 生まれて初めてです!』
なんて言えないもの。
最後に、土を入れて完成。
人工芝も貼ってきました。
暑かった3日間でしたが、冷や汗も、たっぷりとかいてきました。
またねぇ~