劣等感と優越感はセット。
劣等感があるということは
言葉の通り「優劣」をつけている自分がいるので
自分の決めた基準より上の人には劣等感を感じて
下の人には優越感を感じているということで同じなのだ。
例えば、自分の価値は500円だと思っている人は
501円以上の人にはヘコヘコと腰が低くなったり
自分のことを「たいしたことないんです」と卑下したり
「わたしなんてダメなんです~♡」とか言うのよ。
でも、裏を返すと499円以下の人には
「ふふん♡あなたはダメね」と思っているということ。
言わないだけで
心の中では「あなたよりは上!ふふん!」と思っている
ついでに補足すると、それをあえて言わないのは
自分の立場が悪くなるとちゃんと判断しているから
他人に向けての自己卑下アピールも
黙ってコソっと優越感に浸っていることも
【自分にとって得】だと思っているからです。
人は潜在意識だろうが顕在意識だろうが
自分の思うような言動を自動的に正直にしているのです。
偉く見える人、有名な人、人気者
成功者と言われる人、お金持ちな人。
彼氏がいる。彼氏より結婚。
子供がいる。子供が2人以上いる。
仕事がある。無職である。
パートだ。正社員だ。学歴。
あなたは、どんな劣等感がありますか?
価値基準の「物差し」なんて言い方もする。
一見、謙虚で腰も低くて
良い人のフリをしている人も
こうやって優劣で人を比べているってことは
自分より下だと見下している人には
態度が大きくなったりするのだ。
「わたし、傷つきやすいんです~♡」なんて
自分から、のたまわってしまう人はもっとイタイ。
傷つくと感じるということは劣等感が潜んでいるからだよね?
他人と比べて、すぐ自分をダメだと思ったり
優劣の世界に住んでいたり。
ずっと偏った「物差し」に振り回されて
自分と他人を比べて生きていかなくてはならない。
もちろん、ゼロにしなくてもいいし
わたしにだって劣等感はある。
ただ、人と比べて落ち込んだり
自分を卑下していることに気がついたら
その、物差しを捨てればいいだけ。
勝ち負けの世界から
抜け出すこと。
「わたしは、こんなことで優劣をつけていたんだな」と
知るだけで良いのです。
劣等感に限らず自分の思考(気持ち)を知らないまま
自分の偏った価値基準に振り回されることが
イチバン、生きづらい原因なのだとわたしは思うよ。