先に2つお知らせ
さて、今日は短めにタイトルの話し。
上級編というより、中級編かな?
心の学びをしていると
「誰も悪くない」という言葉が出てきます。
この時の注意点は
「誰も悪くない」アンド「あなたも悪くない」です。
「誰も悪くない」
「あの人も悪くない」
こう聞くと、バグっている二部思考の人は
「じゃぁ、わたしが悪いんだ」とすぐに思うからです。
二部思考とは
白か黒、100かゼロという意味の二部なので
相手が悪くない「なら」
相手ではない「自分」となります。
要するに思考が極端だということ。
誰も悪くない
アイツも悪くない
じゃぁ、わたしが悪いんだ
ではなくて
誰も悪くない
アイツも悪くない
あなた(自分)も悪くない
なのです。
先ほども書いた通り
そもそも二部思考なので
バグっている時も責め方が二部です(笑)
①自分を責める人
②他人を責める人
んで、これは根っこは同じで
出かたが違うだけなので
どっちかのように見えるけれど
実は内側で反対側もやっています。
自分を責めている人は
内側で他人を責めているし
他人を責めている人は
内側で自分のことを責めているだけです。
で、ここまで初歩的な解説は終わりにして
本題の中級編に入ります
「誰も悪くない」の本来の意味は
アイツは悪くない(アンド)アナタも悪くない
アイツは悪くない(プラス)アナタも悪くない
アイツOR自分
の二択ではなくて
アイツ&自分
アイツ+自分
ですぞOK??
チキンORビーフ
ではなくて
チキン&ビーフ
どっちもなのですw
どっちか
ではなくて
どちらも
です。
そして今日、言いたいのは
アイツもアナタも悪くないということは
アイツもアナタもどっちも悪いってこと
アイツがバグっているのは事実。
そして、バグっているアイツに育てられて
自分もバグってしまったのも事実。
アイツがバグっているのは変えられないし
アイツにはアイツの事情や育成歴や世代背景もあった。
アイツにはアイツの苦しみや苦悩があり
それはアイツの問題。
で、そんなアイツが知らなかったとはいえバグったまま子育てして
出来上がった子ども(自分)がバグっているのはアイツが悪いと思うのです。
これは、アイツの罪として
自分とは切り離して「悪い」と考えても良いと思うこと。
そして、自分も何も知らない子どもだったとはいえ
ずっとアイツの教えを信じてしまった罪もあると思うのです。
例えば、わかりやすい例でいうと
同じ親に育てられた兄弟でもバグっていない子もいます。
また、外の世界と触れ合うことで
早い段階でバグりに気がつく人もいます。
そういう意味でも
長い時間、アイツを信じた自分の罪も
しっかりと認めることも必要だと思うのです。
アイツもおかしいけど
わたしもおかしい。
アイツも悪気はなかったとは言え悪い
自分も悪気はなかったけど悪い
んで、アイツも悪くないけど
わたしも悪くない
アイツも悪いけど
わたしも悪い
この両方があると思うのです。
この両面を受け取ってこそ
親との境界線や他人との境界線
さらに、感じて欲しいのが
過去の自分との境界線です。
過去を後悔することも大切です。
「バグっていた時間をやり直したい」
「もっと早く知りたかった」
これも、カウンセリングやセミナー後によく聞く言葉です。
でも、しっかり悔しがること、憤りを感じること
戻れない悲しみ、残された時間への焦り
全てをすっ飛ばすことは出来ません。
知らなかったとはいえ「悪夢」を見ていた時間が長いほど
きっと後悔する時間も長いでしょう。
でも、それを感じ切った後には
やっと過去の自分と決別して
残された人生をどう生きるかを考えられると思うのです。
ムダに自分を責めるクセばかりを使うのではなく
本当に責めて後悔するべき部分に目を向けることで
過去からの囚われから解放されると思うよ