「恵まれているね」と言われたことがありますか?
または、誰かに「あなたは恵まれているのに!」と思ったことはありますか?
過去にも何回か「恵まれている問題」について書いて来たが
今日は本来の意味も含めて、もう1度おさらい
例えば、
親に虐待されてきてツラいと言う人の話しを聞いて
親がいない人が
「親がいるだけ恵まれている」と思ったり
お金があっても病気で悩んでいる人を見て
健康でもお金に困っている人は
「お金があるだけ恵まれている」と思うし
逆に
病気で悩んでいる人がお金の無い人の愚痴を聞いても
「お金がなくても健康があるだけ恵まれていじゃないか!」と思う。
結婚していないことに劣等感がある人は
ダンナの愚痴を言う人に
「結婚しているだけでも恵まれている」と思うし
子どもがいなくて悩んでいる人も同じかもね。
職場の人間関係で悩んでいる人を見て
無職の人は「仕事があるだけマシだ!」とかね
そう、要するに
人は自分の「ない」と思う物を他人と比べて
安易に他者に向かって恵まれていると言い放つことがあるのです。
自分に「ない」と思っているもの
「足りない」と思っているもの
これを他人に「ある」と思った時に
恵まれているくせにと思うのです。
気がついた?
これも自己紹介の一種です
なので、劣等感や無価値感がある人ほど言うってことね。
そして、これが典型的な「人と比べるクセ」なので
自分の思う〖該当する何か〗を
仮に全て持っていないと判断した時には
一気に親近感が湧き
内心では、自分より「下」だと判断して見下しながら
「かわいそう」「わかるよ」などと言って共感している風(フリ)になったりします。
あなたに向かって安易に「恵まれている」と口にする人は
他人と自分の境界線が曖昧で
人の条件を勝手に測って決めつけているだけだと思ってOKです
そんな他人の言葉を真に受ける必要もないし
傷ついたと思うことは、もちろん自分が自分を責めている部分なだけです。
そもそも、恵まれていると言う言葉は
幸せな環境にあるという意味なんだけど
その中でも<自分の努力で得た物ではない>という
“生まれつき”とか“偶然”とか“第三者のおかげ”というものが含まれているらしいよ
でもさ、例えばお金に困っていたとして
裕福な家に生まれた人を「恵まれている」と羨んでも
その人にはその人しかわからない事情や人生があると思うのです。
言わないだけで、きっと生きていたら何かしらあると思うのです。
さらに、努力して得たものもあるかも知れないのに
カンタンに「恵まれている」と言われても「知らんがな!」と思うよね(笑)
それよりも、そんな上辺の条件だけで
他人をカンタンに判断するような浅はかな人格を見ることです。
自分の不幸を使って他人を引きずり落とすような発言をする人を見極めることです。
んで、色々とググっていたらさ
良い例題を見つけたよ。
「日本は四方を海に囲まれた恵まれた国です」
どうやら、恵まれているって
人に使うこと自体がおかしな言葉なのかも知れないね
「日本は四季がある恵まれた国です」
こんなのも良いね
あなたが誰かに感じる「恵まれているくせに」は
相手の事情や感情を知りもしないで
勝手に比べて決めつけて自己紹介をしているだけ
そんな他人を見ているヒマがあったら
自分の劣等感や無価値感と向き合って
早く自分を助けることをお勧めするよ
<参考資料①>
「恵まれている」と言われて苦しくなったことがある人は必見。
<参考資料②>
昔の人に「今の子は恵まれている」とか「贅沢だ」と言われるヤツとかねw