セキセイインコのルディ 末期精巣腫瘍で手術をしました | ミキのつれづれ思うまま♪

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こんにちは。ミキです。
いきなりですが、8才になったばかりのルディが、末期の精巣腫瘍なことがわかりました。ここ一年以上、精巣腫瘍予防のためにリュープリン(ホルモン)注射を、かかりつけのペットクリニックで二週にいっぺん受けてきましたが、その再診での出来事でした。


38gでずっと落ち着いていた体重、いつもの流れではかりに乗せられた数字を見て目を疑いました。

 

46g。

 

46g???

 

間違いではありませんでした。かかりつけの先生に、腹水がたまっている、横浜小鳥の病院か、リトルバードに行った方がいい、と言われました。

ルディは過去に横浜小鳥にかかっていた経緯がありますので、そちらにお願いすることにしました。大変幸運なことに、翌日17時に先生にお会いすることができました。以後、時系列で記載します。

 

6/30 横浜小鳥、院長先生に診ていただく。レントゲンと超音波検査で、精巣腫瘍15ミリがわかる。腹水7cc(7g)を抜くと、赤い水だった。もう腫瘍から出血していると言われる。普段体重は38gだったが、この1週間ほどで45~46gになっていた、この増加分はすべて水だった。腹水を抜いてもらったことで、ルディは元気が戻ったようだった。

 

7/1 呼吸荒く、しんどそう。目をつぶって肩で息をしている。お腹を蹴る。気持ち悪そうな生あくび。安静と言われていたが、出たがるので、午前中と午後の二回、30分くらいずつ放鳥する。安静にさせていても、病状が進んでもう遊べなくなってしまうなら、今のうちに好きにさせてやりたいと思った。

 

7/2 朝 手術を明後日に控え、ルディは普段通りだった。腹水を抜いた後は、まるで普段どおりに元気みたいに見えた。ベランダにカゴを吊るすと、ルディが昔具合が悪かった頃から育てているユーカリ(挿し木して3代目)にくちばしを伸ばした。カゴ底プラスチック部分の壁を舐め回っている。私はグズグズしているけれど、ルディが普段通りに普通であることで救われた気持ちになる。

 

7/2 午後 肩で息をしている。右の翼(肩)ばかりを開きたがる(左側の肩や翼は動かない)。チアノーゼ? くちばしの根元から青い。昼寝のあとでも、すぐに目をつぶってしまう。右の翼の先が、下尾筒の下にもぐっている。シードは食べている。外に出たがって、元気だが、ひとしきり遊ぶと止まり木の上で寝るので、30分もしないでカゴに戻す。この日、放鳥はこの1回のみ。ろう膜はまっ茶色。止まり木に乗るも目をつぶる。しんどそう。昼ごろ放鳥したのを、少しまずかったかと思うくらいに、急に状態が悪くなり、つらそうだった。とにかくカゴの角の網の上に頭を投げ出して、伏せている。名前を読んでも反応しない。たまらずに横浜小鳥に電話をする。

 

病院に連れていく間、駅のホームや電車の中で「ピ~~」とか弱い声で一声鳴き(2~3回)、仲木戸のホームで覗くと、プラケースの角に頭を押し付けて、虫の息に見えた。呼吸はしていないのかと思うくらいに弱く、病院まで持たないのではないかと思った。

 

18時の予約。受付でバッグごと渡し、診療台の上で再会したルディは、しっかりと立ち、ピンピンして見えた。先生に、体重も変わっていないし、水も溜まっていないようですが、どうしました?と聞かれた。さっきまで、いまにも死んでしまうかと思うほどへたり込んでいたのに。私は、狐につままれたような気分になった。でも、元気そうなら良かった。しかし、先ほどの辛そうな様子を思うと心配なので、そのまま入院させる。

 

7/3 夕方病院に電話をし、様子を聞く。院長先生は診療中で、しばらくしてかけ直してくださる。ルディは、点滴をして、しっかりしているとのこと。どんどん水が溜まるので、そこに水を引っ張られ、血圧が低いと言われる。

 

7/4 予約の時間を20分近く遅れて呼ばれる。診療台の上のルディは、プラケースの中で、立っていた。しかし足が不自然に突っ張っているようで、眼はつぶりがちで、呼びかけには応じない。いつものルディではない。入院して必要な処置をされてこの状態なら、家に置いていたらもう私は生きた心地がしなかったはずで、先に入院させてよかったと心から思った。こんな状態で、手術直前に電車で運んでくるのも嫌だった。水がすごい勢いで溜まり、血圧が低いと言われる。立っているが、苦しそう。

 

1時間~1時間15分かかると言われた精巣腫瘍摘出手術は、40分で名前を呼ばれる。癒着がひどくて、どうにもならなかった。摘出には至らず、腫瘍の表面に傷をつけただけ。こうすることで、白血球が流れ込み、腫瘍を多少小さくするのを期待できるが、それは一時的なものであるとのこと。出血はほとんどなかった(血圧が低いせいか?) 輸血ではなく、体重の10%ほどの輸液を入れたとおっしゃる。ルディは、立っていた。私の呼びかけが、かすかにわかっているような感じもする。この手術の衝撃に耐えて、腹水を抜き続けることでなんとか維持できる方向に行くなら、少しはもつかもしれない。余命は1~2カ月と言われる。