終わりと始まりと終わり…第20話 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

あ~やんのどりーむぱーてぃー

わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

国立神は階段を少し下り振り返る。上ではギチギチとアゴを鳴らしている。ここで上に行かれてはと思い、落ちてる石で階段の手すりの金属部分を叩いて


神「こっちだ、こっちに来い」


と叫ぶ。アリが階段の上に見える。神は急いで階段を下りる


ここで神にはアリを倒すだけの力がないことに気づく。とにかくあの2人(田中緒李、里井朱)をアリから遠ざけることしか考えていなかった


どうする?


周りを見ても武器になるモノは無い。考えているうちにアリが迫って来る。このままここに居てもアリの餌食になるだけである。神は建物から出て走る。走ると言っても木に触らないように走らなければならなく、アリはそんなの関係なく向かって来るのでだんだん差は詰まってくる


神「ヒッ」


神は悲鳴をあげ横に飛ぶ


「た、助けてくれ…」


神の目の前に現れたのは緒李と一緒の屋上に転移して来た狩野猛だった。猛からは木の芽があちこちから出ていた


猛「俺はこんなところで…」


としゃべったところでアリのアゴが猛の首に突き刺さる


猛「お…で…はーっ」


と言ったところで息絶えた。猛が食べられているのを神は黙って見ているだけだった。猛が食べ終えると次は目の前に居る神がターゲットになる。神は腰が抜けてしまい動けない。アリのアゴが迫る


あと少しのところでアリの動きが止まる


バリッ


音が鳴ると木がアリを突き破り伸びていく。神は寸でのところで命を拾った




つづく