深夜の数え歌~嘆きの雪…四夜 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

山頂に着くと小雪が舞っていた。3人の頭の中は新雪を滑ることでいっぱいで雪のことなど気にもなっていなかった


山頂に着くさっさと滑り始める。今回はコースの端を滑っていく


滑り始めてすぐに先頭を行く時任真司が親指を立てる。それを合図にロープにの方に向かって行く。真司がロープを持ち上げると間宮一輝と金谷美姫がロープをくぐりコース外へ。それを追って真司もコース外の林の中に



一輝「ヒャッホー」


美姫「サイコーじゃん」


2人は新雪の上を滑ることに歓声をあげる。誰も滑った跡がない雪の上に自分の跡だけがある光景は2人とってそれだけで幸せだった。この時違反をしてるということは完全に忘れ、彼らだけの時間が過ぎていった




あと少しでコースに戻るというところで


美姫「ちょっと待って」


と叫ぶ


一輝「何だよ」


と不機嫌そうに一輝も止まる


美姫「居ないんだけど」


一輝「誰が?」


美姫「時任がついて来ないの」


一輝「んだよ、あいつのことだから1人違う方に滑ってんじゃねぇの?とにかくだ…」


一輝は空を見上げる。雪はいつの間にか本降りとなっていた


一輝「早く出なきゃ、最悪降りられなくなるぞ。そうしたら、ここ滑ってんのバレんぞ。それにあいつこういうとこばっか滑ってるような奴だからな、自分で何とかするだろ」


美姫「そうだね。んじゃうちらは早く戻ろう」


2人はコースに戻り、そのまま予約してあったホテルに向かった




つづく