里李「何番目?」
紗愛「えっとね…」
美唯那「3番目」
このダンスにクラスの男子が出場する。そのうちの1人が美唯那の彼氏の玉木大樹(たまきひろき)で、美唯那は大樹の応援のみに来ている。しかも、大樹の出番が終われば美唯那と大樹はデートすることになっている
紗愛と里李はこのお祭りの間に彼氏を見つけようと必死であった
ふわっ
紗愛「うわぁー」
飛んで来た法被が紗愛の頭の上からかぶさる
「ご、ごめん」
紗愛達より少し年上の男性が法被を取りに来た。法被が紗愛にかぶさり、男性は法被を取っていいか悩む
里李「はい、どうぞ」
里李は法被を取って男性に渡す
「すまない、ありがとう」
里李「踊るんですか?」
「ああ、5番目だったかな…」
里李「応援します」
「ありがとう」
「おーい」
「あっ、もう行かなきゃ。それじゃ」
男性は軽く手を振り行ってしまった
美唯那「里李はあんな人が好みなん?」
里李「別に」
美唯那「じゃあ何で?」
里李「出会いのチャンスは多い方が良い」
美唯那「ふ~ん」
美唯那がプログラムを見る
美唯那「社会人なんだ」
2人が盛り上がってる隣で紗愛はイライラしていた
美唯那「どうした?」
紗愛「さらっと行っちゃって」
美唯那「ああ、かまってくれなかったから拗ねてるんだ」
紗愛「そんなんじゃなーい」
美唯那「はいはい」
紗愛「あたしは…」
里李「ほら次だよ」
紗愛がモヤモヤしている中、男子達のダンスが始まった
つづく