過去日記4 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

田辺蒼空が金田萌音の前に立ってニッコリと微笑む


な、何ですか?


と言ったつもりだったが、声にならなかった


蒼空「昨日の返事を聞きにきたよ」


昨日の…


萌音は昨日蒼空と会っていない。いきなり返事と言われてもと戸惑う


蒼空「そっか…」


蒼空が残念そうな顔をする


蒼空「そうだよね、いきなりあんなこと言われても困るよね」


蒼空は深く頭を下げる


蒼空「迷惑かけちゃってごめん」


頭を上げる


蒼空「昨日のことは忘れて…」


悲しそうな顔を見て、胸が痛む


蒼空「それじゃぁ」


蒼空が萌音に背中を向ける。ここで萌音はハッとする


もしかして(過去)日記?


萌音「先輩」


萌音は思わず声をかけてしまう。蒼空の足が止まる


萌音「えっと…」


緊張で言葉が見つからない。目を閉じ、深呼吸すると「過去日記」の表紙が脳裏に浮かぶ


萌音「わたしの方こそごめんなさい。まさか本気だとは思えなくて…」


蒼空が振り返る


蒼空「僕は本気だ」


萌音「先輩の顔を見てそれ感じました。だから、わたしも本気で返事します」


2人が見つめ合う、そして


萌音「わたしも先輩が好き…」


蒼空は駆け寄り、萌音をぎゅっと抱きしめた


蒼空「ありがとう」


萌音は無言で頷いた




つづく