深夜の数え歌・名所11 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

刀矢はノリノリにいろいろ語っているが真司は足取りがだんだん重くなる。前に進もうとするものの、まるで水の中を進んでいるような感覚で体が重く、思うように進まなくなっていた。やがて刀矢の後ろ姿は深い闇の中に消えて行った。真司はあわてて歩くスピードをあげようとするが、その思いとは逆にスピードが落ちていく


刀矢「ギャー」


刀矢の悲鳴が聞こえ真司は足を止める。そして目を細め暗闇をじっと見る


真司「ヤバい」


と言って振り返り走り始める。カメラを持つ手も構わず大きく振り走る。しかし、スピードがあがらない。それどころか力を抜くと後ろに飛ばされそうになる。まるで急流の中を走っているようだった


真司「助けて…誰か」


息を切らせながら叫ぶ。真司は車が止めてある辺りに人の気配を感じ、助けを呼んだ。人の気配は真司に気づいたのか、真司の方に近づいて来る。それに気づいた真司は助かったと思った


真司「ああああ…」


低い呻き声をあげるとカメラを落とした。カメラは湖を写している。何人もの人が真司と刀矢の髪を掴み、引き摺って湖の中に入って行く。ゆっくりゆっくり真司と刀矢は湖に沈んでいく


この映像を最後に2人は消息を絶った




つづく